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【随筆】

塵点録 (じんてんろく) 朝日重章/著 近世中期写
『鸚鵡籠中記』の著者、朝日文左衛門による諸書の抜書き、雑録集。
一宵話 (ひとよはなし) 秦滄浪/著 牧墨僊/編・画 近世後期刊
明倫館教授でもあった漢学者・秦鼎(滄浪は号)による随筆。『一夜話』とも。和漢の故事考証、奇談異事など、話題は広範にわたる。巻之3は13編よりなる。
秉穂録 (へいすいろく) 岡田新川/著 天保8年(1837年)以降刊カ
儒者岡田新川による随筆。史話・俗諺・民俗など、諸方面にわたって和漢の書物から引証し、類同・差異などを書き留めてある。
秉燭或問珍 (へいしょくわくもんちん) 鷹見爽鳩/著 近世中期以降刊
自然現象や怪異的現象について、和漢の書を引用して解説したもの。問答形式で書かれている。
梧窓漫筆 前編 (ごそうまんぴつ ぜんぺん) 大田元貞/著 文政6年(1823年)刊
江戸後期の儒学者、大田元貞が学問の要諦、修身斉家の正道に関して論じたもの。
梧窓漫筆 後編 (ごそうまんぴつ こうへん) 大田元貞/著 文政7年(1824年)刊
江戸後期の儒学者、大田元貞が学問の要諦、修身斉家の正道に関して論じたもの。
梧窓漫筆 三編 (ごそうまんぴつ さんぺん) 大田元貞/著 天保11年(1840年)刊
江戸後期の儒学者、大田元貞が学問の要諦、修身斉家の正道に関して論じたもの。
遺老物語 (いろうものがたり) 朝倉景衡/編 江戸中後期写
近世初・中期の見聞記・随筆・実録を集めた叢書。
嚶鳴館遺草 (おうめいかんいそう) 細井平洲/[著] 天保6年(1835年)刊
江戸時代中期の儒学者、細井平洲(徳民)の和文の遺稿集。

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【漢学】

    
大学参解 (だいがくさんかい) 鈴木朖/著 享和3年(1803年)刊
儒教の経書『大学』を、各語ごとに解説を加えたもの。
大学原解 (だいがくげんかい) 大田元貞/著 文政10年(1827年)刊 
儒教の経書『大学』を詳解し、注釈を加えたもの。
中庸原解 (ちゅうようげんかい) 大田元貞/著 文政7年(1824年)刊 
儒教の経書『中庸』を詳解し、注釈を加えたもの。
孝経直解 (こうきょうちょっかい) 松平君山/著 天明元年(1781年)
儒教の経書『孝経』を『士林泝洄』の編者松平君山が解釈したもの。
孝経指解校本 (こうきょうしかいこうほん) 神野世猷/校読 明治初期刊
宋代に司馬光(温光)が古文孝経に注をつけた『古文孝経指解』に、尾張藩士の神野世猷が校注をつけたもの。
標註増補古文孝経 (ひょうちゅうぞうほこぶんこうきょう) 蒲生 褧亭/校正 鵜飼 静麿/編・増注 明治16年(1883年)刊
儒教の経書『孝経』の内、宋の朱申が標註を加えた「古文孝経」に、愛知県人である鵜飼静麿が増注し、漢学者・医者である蒲生褧亭が校正したもの。
文鳳抄 (ぶんぽうしょう) NEW! 菅原 為長/編 文政4年(1821年)転写
鎌倉初期の漢学者菅原為長による作詩作文のための参考書。大須真福寺文庫所蔵本を書写したもの。
滑川談 (なめりかわだん) 冢田大峯/著 近世後期刊
全編を九章に分けて道徳・政治・経済に関することを論述したもの。
六諭衍義大意抄 (りくゆえんぎたいいしょう) 水野正恭/抄 安政2年(1855年)刊
室鳩巣『六諭衍義大意』の和文部分を抜き出したもの。
国語定本 (こくごていほん) 秦滄浪/著 文化6年(1809年)刊
中国の春秋時代を国別に記した歴史書『国語』の校注本。
牧民忠告解 (ぼくみんちゅうこくかい) 樋口好古/撰 杉浦邦古/校 天明7年(1787年)以降文化頃刊カ
中国の元の時代に張養浩によって書かれた『牧民忠告』の訳注書。
聖道弁物 (せいどうべんぶつ) 冢田大峯/著 寛政8年(1796年)刊 
儒教の道徳孝第などを解説したもの。
冢註毛詩 (ちょうちゅうもうし) 冢田大峯/註釈 近世後期刊 
五経の一書である詩経に冢田大峯が註釈をつけたもの。毛詩は詩経の異称。

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【宗教】

神祇宝典 (じんぎほうてん) 徳川義直/撰 近世中後期転写
尾張藩初代藩主徳川義直の編纂による。全国の主要な神社を国郡別に列挙し、祭神等について諸書を引用し考証したもの。
神祇宝典 神器図 (じんぎほうてん じんぎず) 徳川義直/撰 近世中後期転写
彩色神器図。『神祇宝典』の付図。
本国神名帳集説 (ほんごくじんみょうちょうしゅうせつ) 天野信景/著 享保19年(1734年)転写
尾張国内神名帳諸本を比較研究した、尾張の古社研究の必読書。
国内神名帳考異稿 (こくないじんみょうちょうこういこう) 島田清江/集編 明治頃写
尾張国内神名帳諸本を比較し、異同を記す。
尾張神名帳集説訂考 (おわりじんみょうちょうしゅうせつていこう) 津田正生/著 明治2年(1869年)写(追補)
天野信景の『本国神名帳集説』に津田正生が訂定追考を加えたものに、正生の子水穂部穂積が「郡の解」(各郡末)と「附録」1冊を追補したもの。
尾張国神名帳追継考 (おわりのくにじんみょうちょうおいつぎこう) 水谷民彦/著 明治期写
『尾張国神名帳』を基に、尾張八郡(欠知多郡)の神社について記したもの。
国内神名帳 (こくないじんみょうちょう) 文政13年(1830年)転写合本
尾張国内の神名帳伝本のうち、国府宮威徳院蔵本と犬山針綱神社神主赤堀長門守蔵本の写本を合冊。
神名帳標目私考 (じんみょうちょうひょうもくしこう) 伴信友/稿考 天保9年(1838年)以降写
尾張国内の神名帳伝本のうち、国府宮威徳院蔵本と犬山針綱神社神主赤堀長門守蔵本の写本を合冊。
熱田神社問答雑録 (あつたじんじゃもんどうざつろく) 天野信景/著 近世中後期写
熱田神宮本宮をはじめ別宮、末社における祭神、社制、神階、沿革などについて、問答体で解説したもの。
異本あつみ草 (いほんあつみくさ) 堀忘斎/著 近世中期転写
熱田神宮域内の名所、旧跡を記した堀忘斎『厚覧草』に補遺を付したもの。
熱田宮旧記 (あつたぐうきゅうき) 近世中後期写
熱田神宮が尾張藩に提出した、当宮の概説資料。
秋葉堂再建帳 (あきばどうさいけんちょう)  近世後期以降刊
熱田神宮の神宮寺である補陀円通寺の「鎮防火燭」の札と神像の縁起と、秋葉堂の再建について記したもの。
円通寺秋葉火防縁記 (えんつうじあきばかぼうえんぎ)  近世期刊
熱田神宮の神宮寺である補陀円通寺の「鎮防火燭」の札の縁起について記したもの。
国府宮神記 (こうのみやしんき) 慶応4年(1868年)頃写
尾張大国霊神社の由緒及び神事式についての記録。
尾張国丹羽郡岩倉村神明太一宮勧化帳 (おわりのくににわぐんいわくらむらしんめいだいいちのみやかんげちょう) 吉田志津摩/著 寛政3年(1791年)刊
神明太一社の社人吉田志津摩による勧化帳。
神部職任考 (かんべしょくにんこう) 小寺清之/著 近世後期転写
文政元年(1818年)に刊行された『神職考』の転写本。神職(神部)の起源や沿革について、諸書を引いて考証した書。
大和姫命世記 (やまとひめのみことせいき) 近世期転写
「神道五部書」の一つ。垂仁天皇の皇女とされる大和姫命(倭姫命)が天照大神を奉じて各地を巡幸し伊勢鎮座に至るまでの伝承を記す。
古語拾遺 (こごしゅうい) 斎部広成/撰 文久2年(1862年)刊
斎部広成が、平城天皇の召問に応じ、斎部氏の立場を軸に神代以来の神祇の流れを概観し撰上したもの。
尾州津島天王祭記 (びしゅうつしまてんのうさいき) 真野時縄/著 正徳2年(1712年)刊
津島天王祭の記録をまとめ、それを基に由来、様式などについて考察した資料。
参河国官社私考畧 (みかわのくにかんしゃしこうりゃく) 羽田野敬雄/著 近世後期以降刊
『延喜神名式』所載の三河国の官社及び『参河国神明帳』所載の官社名とその鎮座郡名を挙げ、これに簡単な考説を附したもの。
三河国鳳来寺略縁起 (みかわのくにほうらいじりゃくえんぎ) 近世中期以降刊
鳳来寺の縁起について記したもの。
尾張国海東郡甚目寺略縁起 (おわりのくにかいとうぐんじもくじりゃくえんぎ) [甚目寺/著] 文化2年(1805年)刊
あま市にある甚目寺の縁起。文化2年の開帳の際に配布されたもの。
無住国師略縁起 (むじゅうこくしりゃくえんぎ) 乾嶺/略写 近世後期刊
尾州賀崎(現・名古屋市東区)の霊鷲山長母寺を開山した無住国師の略縁起。
大蔵経募縁 (だいぞうきょうぼえん) 深励/著 江戸後期刊
大谷派名古屋別院の経蔵を建築するために作られた勧進帳。
本国神社集録 (ほんごくじんじゃしゅうろく) 明治初期写
尾張を中心とした、神社に関する記録・地誌等の抜粋を合本したもの。
四民日用 (しみんにちよう) 鈴木正三/著 慶安2年(1649年)刊
三河に生まれた仏教思想家鈴木正三の主著『万民徳用』の主要部分にあたる「四民日用」の初版。
尾陽諸宗門目録 (びようしょしゅうもんもくろく) 近世中期写
尾張の宗派別寺院一覧。元禄以降享保期頃までの成立と推定される。
寺社名録 (じしゃめいろく) 嘉永4年(1851年)転写
尾張藩寺社名簿。寛保期頃の成立と推定される。
寺附 (てらつけ) 嘉永6年(1853年)転写
尾張の寺院名簿。原本は享保期頃の成立と推定される。
名古屋寺院案内 (なごやじいんあんない) 近世中後期写
尾張藩の寺院名簿。元禄中期以降延享期頃までの成立と推定される。欠落あり。
尾張徳川家関係寺院代々譜 (おわりとくがわけかんけいじいんだいだいふ) 宝暦4年(1754年)以降写
尾張徳川家に関係する五寺院について、由来と開山から当代(成立時)までの歴代住職を記したもの。
念仏醍醐秘要蔵 (ねんぶつだいごひようぞう) 諦忍/著 延享5年(1748年)刊
諦忍が記した仏書。
大光普照集 (だいこうふしょうしゅう) 諦忍/著 寛延2年(1749年)刊
江戸時代中期の僧、諦忍による書。あらゆる階級の人間のみならず動物も、念仏により救われる事を事例を挙げて平易に記述したもの。
維摩経湛道和尚座誡聞書 (ゆいまぎょうたんどうおしょうざかいききがき) 湛道/述 江戸後期写
名古屋瑞岩寺にて湛道和尚の講義を聞き書きしたもの。
聖徳太子五憲法 (しょうとくたいしごけんぽう) 諦忍/著 寛政9年(1797年)刊
『先代旧事本紀大成経』(『旧事大成経』)の「憲法本紀」を抜き出したもの。
宗規要略 (しゅうきようりゃく) 石原正賀/著 近世後期写
尾張藩の寺社方にあった石原正賀が職務のために、蒲郁文哉の『宗派纂要』をもとにまとめたもの。
浄宗護国篇 (じょうしゅうごこくへん)  観徹(かんてつ)/述 良信(りょうしん)/記 正徳5年(1715年)刊
江戸時代、浄土宗が主張した念仏護国思想の書で、浄土宗僧侶が念仏の功徳によって、徳川氏を護った霊験が記されている。
三河往生験記 (みかわおうじょうけんき)  徳演(とくえん)/著 明治19年(1886年)刊
浄土宗の談義本。江戸時代後期の三河における専修念仏者の事例を記した。
信州善光寺分身如来尾州知多郡四十八願所 (しんしゅうぜんこうじぶんしんにょらいびしゅうちたぐんしじゅうはちがんしょ) 蓮乗/[著] 近世末期以降刊
知多郡の如来の霊地48カ所の願所巡りについて書かれたもの。
尾州知多郡新四国八拾八ヶ所案内記 附り弘栄講御休伯 (びしゅうちたぐんしんしこくはちじゅうはっかしょあんないき つけたりこうえいこうごきゅうはく) ニ寉斎/施筆 嘉永3年(1850年)写
知多新四国八十八カ所の札所を1番から順に記し、付近の宿泊所・休憩所を紹介したもの。
葬事略記 (そうじりゃっき) 角田忠行/記 江戸末期刊カ
神道式の葬儀のあり方について述べた書。著者はのちに熱田神宮大宮司となった角田忠行。

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【歴史】

類聚日本後紀 (るいじゅにほんこうき) 近世中後期転写
『日本後紀』の逸文を集成したもので、徳川義直の編纂による『類聚日本紀』の「日本後紀」部分(巻71-90)と同内容。
書紀集解 (しょきしゅうげ) 河村秀根/著 河村殷根、河村益根/訂 明治初期刊カ
尾張藩士河村秀根と、その子殷根、益根による『日本書紀』全30巻の注釈書。
慶長五年岐阜軍記 (けいちょうごねんぎふぐんき) 近世中後期写
慶長5年(1600年)の東軍による岐阜城攻めを、織田信長の孫で西軍に属した岐阜城主小田秀信側から描いた軍記。
新編桶峡合戦記 (しんぺんおけはざまかっせんき) 田宮篤輝/著 明治前~中期写
桶狭間の戦いの概要を記した合戦記
尾陽八郡村高付 (びようはちぐんむらだかづけ) 近世中後期写
尾張国の村高及び寺社領高を郡別に記録したもの。
天正征伐記 (てんしょうせいばつき) 慈霖/著 明治5年(1872年)以降転写
天正12年(1584年)、羽柴(豊臣)秀吉と織田信雄・徳川家康の間に起こった小牧長久手の合戦を描いた軍記。
冠位通考 (かんいつうこう) 石原正明/著 近世後期刊
日本の位階制度について解説したもの。著者は尾張国海東郡神守村(現津島市)出身の石原正明。
職原鈔 (しょくげんしょう) 北畠親房 享和2年(1802年)写
北畠親房による日本の官職制度の解説書。大須真福寺文庫所蔵本を書写したもので、尾張藩の御記録所(御日記所)の旧蔵本。
職原図解 (しょくげんずかい) 小塚 直持/撰 天保14年(1843年)刊
『職原抄』を元に図表化した実用的な官職の図解。
南朝公卿補任 (なんちょうくぎょうぶにん) 安政6年(1859年)写 万延元年(1860年)校
『公卿補任』の形式にならい、南北朝期延元2年(1337年)から元中9年(1392年)までの南朝方の公卿を年毎に一覧したもの。
御沙汰之写 (ごさたのうつし)  明治元年(1868年)頃写
明治元年5月に東征大総督府から出された旧幕府軍の討伐(上野戦争)に関する御沙汰の写し。
奎堂文稿 (けいどうぶんこう) 松本 奎堂/著 明治4年(1871年)刊
三河刈谷藩士松本奎堂(1832-1863)の遺稿集。
管内士族平民心得書 (かんないしぞくへいみんこころえしょ) 額田県/編 明治5年(1872年)刊
明治5年7月に額田県から出された県下の士族平民に対する布達。生活の細部にわたり、46項目の規範を示す。
違式詿違条例 (いしきかいいじょうれい) NEW! 明治6年(1873年)刊
軽微な犯罪を取り締まる刑罰法。明治6年(1873年)7月に愛知県令鷲尾隆聚により管内に触示されたもの。
桶陝弔古碑 (おけはざまちょうこひ) NEW! 秦滄浪/撰 中西融/書 仙田善/写 近世後期刊
桶狭間古戦場伝説地(愛知県豊明市)に現存する碑のうちのひとつ『桶陝弔古碑』の、碑文(表面)及び碑陰記(裏面)の写し。

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【名鑑】

[明治元年尾張藩三総管所役職] (めいじがんねんおわりはんさんそうかんじょやくしょく) 明治元年(1868年)頃写
尾張藩は明治元年8月、代官所の一部を「南郡総管所」「東方総管所」「北地総管所」と改変した。本資料は、各総管所の役職の任命に関する写し。
名古屋県官員録 (なごやけんかんいんろく) 明治4年(1871年)刊
明治4年9月から11月頃までの、名古屋県の職制と官員名が記載された資料。
愛知県人物誌 (あいちけんじんぶつし) 栗田東平/編輯 明治11年(1878年)刊
学術技芸に関する愛知県出身者の人物名鑑。23門に分類し、住所と注を記す。
愛知県人物誌 続編 (あいちけんじんぶつしぞくへん) 栗田東平/編輯 明治12年(1879年)刊
学術技芸に関する愛知県出身者の人物名鑑で、『愛知県人物誌』の続編。分類別に分け住所と注を記す。

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【伝記・系譜】

織田信長譜 (おだのぶながふ) 林羅山/編 明暦4年(1658年)刊
織田信長の生涯を漢文で記す。
織田名士鑑 (おだめいしかがみ) 雷山/撰 近世後期刊
織田信長、浅井長政、朝倉義景とその家系及び家臣団について、領地や石高まで含めて記載されたもの。「姉川合戦 浅井勇士鑑」、「姉川合戦 浅倉名士鑑」との合冊。
豊臣秀吉譜 (とよとみひでよしふ) 林羅山/編 明暦4年(1658年)刊
豊臣秀吉の生涯を漢文で記す。
豊公遺宝図略 (ほうこういほうずりゃく) 真静/編 呉景文、岡本豊彦/画 天保3年(1832年)刊
豊臣秀吉の遺品の図録
豊臣秀吉公御葬送行列次第 (とよとみひでよしこうごそうそうぎょうれつしだい) 近世後期写
豊臣秀吉の架空の葬儀の参列者を記したもの。
太閤秀吉公実伝 (たいこうひでよしこうじつでん) 江戸後期刊
『英傑三国誌伝』の初編。天正期の武将を三国志の人物に見立て、各人の来歴を紹介した絵双紙。この巻では、豊臣秀吉に関連のある武将を取り上げ、巻頭の項では加藤清正を蜀の関羽に喩える。
英傑三国誌伝 (えいけつさんごくしでん) 秋草庵/著 歌川貞芳/画 江戸後期刊
『英傑三国誌伝』の二編。天正期の武将を三国志の人物に見立て、各人の来歴を紹介した絵双紙。この巻では、織田信長と彼に関連のある武将を取り上げ、巻頭の項では織田信長を魏の曹操に喩える。
英傑続三国誌伝 (えいけつぞくさんごくしでん) 秋草庵/著 歌川貞芳/画 江戸後期刊
『英傑三国誌伝』の続三集。天正期の武将を三国志の人物に見立て、各人の来歴を紹介した絵双紙。巻頭の項では、朝倉義景を西涼州の馬騰に喩える。
御続略記 (おつづきりゃっき) 近世末期写
徳川家(公儀、田安家、一橋家、清水家、尾張徳川、紀伊徳川、水戸徳川)の系譜。
東照軍鑑 (とうしょうぐんかん) 近世期写
徳川家康及びその祖松平氏八代の伝記。
松平啓運記 (まつだいらけいうんき) 近世中後期写
清和天皇から親氏までの系図に続き、松平家初代親氏から8代広忠までの事跡をまとめたもの。同題の他本と異なり、内容は『三河八代記古伝集』と一致する。
参陽松平御伝記 (さんようまつだいらごでんき) 田畑吉正/著 弘化2年(1845年)写
松平家の系譜考証書。清和天皇から家康に連なる祖先の記述と、松平諸家の系譜から成る。
三河八代記古伝集 (みかわはちだいきこでんしゅう) 水野監物/編  近世中後期写
清和天皇から初代(親氏)までの系図に続き、巻1に親氏、巻2泰親、という形で8代広忠までの事跡をまとめたもの。
三河後風土記 (みかわごふどき) 近世中後期写
徳川家康とその家臣団の事跡。徳川家の祖とされる清和天皇に始まり、慶長7年(1602年)の記述で終わる。序に平岩親吉の名があるが、偽撰とされる。
改正三河後風土記 (かいせいみかわごふどき) 成島司直/編 近世後期写
『三河後風土記』を、幕府の儒官で『徳川実記』の編著者である成島司直が幕命により改撰したもの。
参河後風土記正説大全 (みかわごふどきせいせつたいぜん) 嘉永6年(1853年)転写
『三河後風土記』45巻本を、50巻に編集し直したもの。
三州皆語合辻 (さんしゅうかいごあわせつじ) 近世期写
徳川家康の一代記。出生から文禄3年(1594年)までが本文、それ以降の記録は「三州皆語巻末大綱」にごく簡単に記される。
御年譜 (ごねんぷ) 徳川義直/撰 近世中後期写
初代尾張藩主、徳川義直が編纂した徳川家康の年譜。
岩淵夜話集 (いわぶちやわしゅう) 大道寺友山/著  近世中後期写
徳川家康の生誕からその生立ち・軍陣・施政・家庭など、公私の生活に関する逸話を集めたもの。
徳川記 (とくがわき) 近世中後期写
徳川家創業記の1つ。「先祖の事」として、清和源氏から松平8代についての記述が2巻、残りは家康の一代記。
大三川志 (だいみかわし) 松平頼寛/撰 松平頼亮/校 享和元年(1801年)
徳川家創業記の1つ。徳川家康の誕生から死去までを中心とした編年史。
東照宮御遺訓 (とうしょうぐうごゆいくん) 近世中後期写
徳川家康が秀忠に与えたとされる教訓。広く流布し別書名多数あり。「古典籍総合目録」の統一書名は「東照宮御遺訓」。
東照宮御教訓 (とうしょうぐうごきょうくん) 正徳5年(1715年)写
徳川家康が秀忠に与えたとされる教訓。広く流布し別書名多数あり。「古典籍総合目録」の統一書名は「東照宮御遺訓」。
家康公御遺訓 (いえやすこうごゆいくん) 近世中後期写
徳川家康が秀忠に与えたとされる教訓。広く流布し別書名多数あり。「古典籍総合目録」の統一書名は「東照宮御遺訓」。
東照宮御真筆写 (とうしょうぐうごしんぴつうつし) 伝 徳川家康/著 江戸時代前期(慶長・元和頃)写
徳川家康が秀忠に与えたとされる教訓。広く流布し別書名多数あり。「古典籍総合目録」の統一書名は「東照宮御遺訓」。
御遺状百ヶ条 (ごゆいじょうひゃっかじょう) 近世中後期写
江戸幕府政体の指針を示した百ヶ条。徳川家康が自筆で記して御宝蔵に納め、老中以外他見できないものと伝えられるが、多くの写本を残している。
尾陽始君知 (びようしくんち) 近世中後期写
尾張藩初代藩主、徳川義直の伝記。年譜と逸話から成る。
三州諸士出生録 (さんしゅうしょししゅっしょうろく)
村別に出生した武士の名前を書き連ねた「諸士出生記」が前半に、後半は除地を有する寺社、家康の系譜・任官の記録などよりなる。
諸大名旗本衆三州生邑跡 (しょだいみょうはたもとしゅうさんしゅうしょうゆうあと) 文化2年(1805年) 写
三河の諸大名、旗本の出生村名を記した「三河生村跡」の他、「大樹寺御朱印寄進状之写」、「安城岡崎御時代松平家並御譜代衆」、「八代記」から成る。
岡崎領主古記 (おかざきりょうしゅこき) 寛政11年(1799年)転写
中世後期から近世初期にいたる、岡崎城領主に関する年代記。
本多家岡崎藩分限帳 (ほんだけおかざきはんぶげんちょう) 近世後期写
明和6年(1769年)に岡崎藩の当主となった、忠勝系本多家の家臣の系譜を、時代、在地別に編成した資料。
系図家譜 (けいずかふ) 近世後期~末期転写カ
三河の西尾藩および刈谷藩の藩主を務めた土井氏の系図と家譜。
肥州有馬原城跡碑銘 参州額田郡深溝本光寺碑銘 (ひしゅうありまはらじょうあとひめい さんしゅうぬかたぐんふこうずほんこうじひめい) 林 鳳岡/撰、林 鵞峰/撰 天保10年(1839年)写
島原の乱を鎮圧するため幕府から上使として派遣され敗北、戦死した深溝藩主板倉重昌と、深溝松平家歴代の武勲についての碑文が記されている。
上使を以尾州様へ三ヶ条之御咎並御答之書付 (じょうしをもってびしゅうさまへさんかじょうのおとがめならびにおこたえのかきつけ) 近世中後期写
尾張藩主徳川宗春が、将軍吉宗から遣わされた3か条のお咎めに対して反論をしたという逸話。
尾張名家誌 初編 (おわりめいかし しょへん) 細野要斎/著 安政4年(1857年)刊
尾張における諸名家(儒家)60名の事歴を収録した伝記資料。
尾張名家誌 二編 (おわりめいかし にへん) 細野 要斎/稿 大正7年(1918年)刊
尾張における諸名家の事歴を収録した伝記資料。
虫衾 (むしぶすま) 近世後期写
寛政期に名古屋の主要な商家から藩に提出された由緒書の写し。
帝号通覧 (ていごうつうらん) 河村益根/編 寛政6年(1794年)刊
光格天皇まで120代の天皇について、諱(いみな)や諡(おくりな)、院号その他の尊号や、系譜や改元、没年、山陵などについて記載する。
六国史皇統記 (りっこくしこうとうき) 小国重年/編 文化13年(1816年)写
六国史に記された神代から宇多朝に至るまでの皇族の系譜を系図としてまとめたもの。
蒙求続貂 (もうぎゅうぞくちょう) 恩田蕙楼/著 近世中後期刊 
『蒙求』にならい、中国古人の有名な言行を四字句の対にしてあげ、漢文で説明を加えたもの。
稽徳編 (けいとくへん) 深田正韶/著 文化4年(1807年)写 
尾張藩の儒学者深田正韶(香実)が、江戸において十代藩主徳川斉朝の侍読を勤めた際に撰進した、名君の言行録。
尾三善行録 (びさんぜんこうろく) 真田彦太/編輯 明治15年(1882年)刊 
明治元年から明治12年までの間に褒賞を受けた愛知県下の善行者について、名前、居住地、行った善行及び受けた賞とその日時を記したもの。
丈山先生碑文和解 (じょうざんせんせいひぶんわげ) 文政初・中刊カ 
文政初年頃、石川丈山百五十回忌をむかえ、荒廃した詩仙堂の修繕費を募ることとなり、丈山の生涯を紹介するために刊行・配布されたちらし。
寛政八年長寿夫妻之事 (かんせいはちねんちょうじゅふうふのこと) 寛政8年(1796年)以降写 
三河国宝飯郡水泉村の百姓満平とその妻の姿絵及び略歴を記した資料。

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【地誌】

三河古城記 (みかわこじょうき) 近世中後期転写
三河の古城について、郡別に所在地名、古城・城・屋敷・砦等の別、城主名などを記す。
三河国二葉松 (みかわのくにふたばのまつ) 佐野知堯/著 近世中後期写
三河一国でまとまったものとしては最初で、かつ代表的な地誌。
三河刪補松 (みかわさんぽのまつ) 林自見/著 近世中後期写
『三河国二葉松』の訂補を目的に編纂された地誌。
三河堤 (みかわづつみ) 本間長玄/著 近世中後期写
天明末から寛政初め頃に著されたとされる三河国の地誌。八名郡未完。
三河古墳記 (みかわこふんき) 近世後期写
三河の古墳墓を郡別に記したもの。
三河志 (みかわし) 渡辺政香/著 近世後期写 
天保7(1836)年に成立した三河国の地誌。三河の国学者、羽田野敬雄の書き入れあり。
三河国城屋舗古跡覚書 (みかわのくにしろやしきこせきおぼえがき) 近世中後期写 
三河の城及び屋敷跡を郡別に列記し、築いた人物や居住者について付記したもの。
参河聡視録 矢矧村記 (みかわそうしろくやはぎそんき) 加茂久算/著  近世末期写
岡崎及びその周辺の地誌である『参河聡視録』の矢矧村部分。
挙母記 (ころもき) 永田道輝/著 近世後期写
挙母(現在の豊田市)の地名の由来や、城主の変遷、神社仏閣の沿革、その他名所旧跡などについて記したもの。
蓬州旧勝録 (ほうしゅうきゅうしょうろく) 蛙面坊茶町/著 近世中後期写
名古屋、熱田及び各郡別に記された尾張の地誌。
尾州古城志 (びしゅうこじょうし) 天野信景/著 山本格安/拾遺著 近世中後期写
尾張古城の城主について郡村別に記述した『尾州古城志』に、拾遺として各城の伝を引用書目とともに付す。
尾張志 (おわりし) 深田正韶/撰 中尾 義稲、岡田啓/編 近世後期写
尾張の藩撰地誌。宝暦2(1752)年に完成した『張州府志』を補訂する目的で編纂され、天保15(1844)年に成立。
尾張徇行記 (おわりじゅんこうき) 樋口好古/著 近世後期写
尾張藩で勘定方を勤めた著者による郡村徇行記のうち、尾張の部をまとめたもの。著者自筆本といわれる。11冊本(欠あり)。
尾張徇行記 (おわりじゅんこうき) 樋口好古/著 近世後期写
『尾張徇行記』11冊本の欠落部分を補う。
名古屋府城志 (なごやふじょうし) 樋口好古/著 近世後期写
『尾張徇行記』(11冊本)の中の一冊として所蔵されてきたもので、著者自筆本といわれる。上中下巻本の上巻のみ所蔵。
名古屋府城志 (なごやふじょうし) 樋口好古/著 近世後期写
尾張藩で勘定方を勤めた著者による郡村徇行記のうち、名古屋の城下町並びに町村奉行所所管の村のうち名古屋村など5村について記述。
熱田町旧記 (あつたまちきゅうき) 近代写
江戸時代中期に成立した愛知郡熱田町地域(現愛知県熱田区)の地誌。
田幡志 (たばたし) 富永莘陽/著 近世末期写
春日井郡田幡村在住の著者による詳細な地誌。
御天守五重目御見通地名方角附録 (ごてんしゅごじゅうめおみとおしちめいほうがくふろく) 近世中後期写
御天守五重目から見える山、森等の地名及び村名について方角別に列挙し、さらにその地の特徴を記す。
県治一斑 (けんちいっぱん) 石川 部平/著 明治13年(1880年)写
詳細な北設楽郡誌ともいうべきものだが未完。北設楽郡から愛知県へ上呈したもの。
尾張名所図会前編 (おわりめいしょずえぜんぺん) 岡田啓、野口道直/撰 小田切春江/[ほか]画  天保15年(1844年)発兌
尾張の名勝、古跡、風俗、名産、神社仏閣などを絵と平易な文章で説明した地誌。前編は名古屋・熱田を含む愛知郡、知多郡、海東郡、海西郡を収録する。
尾張名所図会後編 (おわりめいしょずえこうへん) 岡田啓、野口道直/撰 小田切春江/[ほか]画 明治13年(1880年)刊
尾張の名勝、古跡、風俗、名産、神社仏閣などを絵と平易な文章で説明した地誌。後編は中島郡、春日井郡、葉栗郡、丹羽郡を収録する。
尾張名所図会附録 (おわりめいしょずえふろく) 岡田啓、野口道直/編 小田切春江/[ほか]画 昭和5年(1930年)~8年(1933年)刊
尾張の名勝、古跡、風俗、名産、神社仏閣などを絵と平易な文章で説明した地誌。附録は前後編の漏脱を補うために書かれたもので、別名『小治田之真清水』(おわりだのましみず)。
東海道名所図会 (とうかいどうめいしょずえ)  秋里籬島/編 竹原春泉斎、青木夙夜/等画  寛政9年(1797年)刊
京都から江戸に至る東海道の絵入り名所案内記。デジタル公開は、尾張国・三河国に該当する巻2の途中(74丁)から巻3の途中(54丁)まで。編者の秋里籬島は京都の人。読本や名所図会の作者として活躍した。
尾張国風土記 (おわりのくにふどき) 安永~天明頃(1780年前後)写
近世初期の成立とされる『日本総国風土記』の一部。
国郡全図 (こくぐんぜんず) 青生東谿/著 天保8年(1838年)刊
畿内及び七道の順に、国別の絵図を収録する。
東海木曽/両道中懐宝図鑑 (とうかいきそ/りょうどうちゅうかいほうずかん) 江戸後期刊
街道を主題として描かれた道中記の一種。上段に東海道を、下段に木曽路を描写している。
美濃國古蹟考 (みののくにこせきこう) 文政5年(1822年)写
尾張国の一宮真清田神社の祠官であった佐分清円が、続日本記・東鑑・延喜式の引用を始めとして今昔物語・沙石集から本草綱目まで多くの書籍を史料に用いて編んだ美濃国の地誌。
濃州志略 (のうしゅうしりゃく) 松平 君山/著 市橋 寛利/絵図 近世中後期写
尾張藩の書物奉行であった松平君山が、門人市橋寛利(絵図を担当)とともに美濃国内の尾張藩領を踏査して作成した地誌。
尾参風土歌 (びさんふうどか) 田中 正幅/著 内田 不賢/書 明治9年(1876年)刊
尾張及び三河の起源、気候、地名、産業等を七五調の文章で記した往来物。

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【博物】

   
物品識名 (ぶっぴんしきめい) 岡林清達/稿  水谷豊文/補編 近世後期刊
日本産の動物・植物・鉱物名をイロハ順にし、分類、カタカナで和名、その下に漢名を記載し、出典なども付したもの。
物品識名拾遺 (ぶっぴんしきめいしゅうい) 水谷豊文/編 近世後期刊
『物品識名』の後編。『物品識名』に掲載されなかったものを収載。

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【兵法】

赤心秘書 (せきしんひしょ) 伊藤藤景/著 嘉永3年(1850年)転写
尾張藩藩士が、寛政期の外国船の接近を機に国防、藩政等について書いた意見書。
講武秘書 (こうぶひしょ) 伊藤藤景/著 嘉永6年(1853年)転写
尾張藩藩士が、藩の重役にあてて書いた意見書。『赤心秘書』の姉妹編。

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【医学】

諸病主薬 (しょびょうしゅやく) 尾張医学館/編 天保10年(1839年)刊
尾張医学館編の医学書。「諸病主薬」の他、「十四経穴分寸歌」及び「五蔵六腑変化傍通訣」を収録している。
田子養生訣 (でんしようじょうけつ) 田中雅楽郎/著  近世後期刊
尾張藩の医官による、不老長寿のための養生法。
薬性歌括 (やくしょううたくくり) 龔廷賢/著 尾張医学館/編 天保10年(1839年)刊
明の龔 廷賢著『寿世保元』所載の「薬性歌括」を収録した書。
療治口訣補遺 (りょうじくけつほい) 江馬藤渠/口授 浅野春友等/筆記 江戸末期~明治期写カ
美濃大垣藩の藩医江馬元益(藤渠)が、治療の標準を示すため口授し門人が書き留めたもの。

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【治水・災異】

治水条目 (ちすいじょうもく) 中村習斉/著 文化14年(1817年)転写
尾張の漢学者中村習斉(蕃政)が安永から寛政にかけて著した治水書。「条目解」、「尾の水路を案ずる」文を付す。
治水考 (ちすいこう) 中村習斉/著 文化14年(1817年)転写
尾張の漢学者中村習斉(蕃政)が安永2年に著した治水書。「治水条目」、「読行水金鑑俗抄」を付す。
きゝんのこゝろえ (ききんのこころえ) 羽田野敬雄/編 中山繁樹/跋 万延元年(1860年)刊
中山美石による『飢饉の時の食物の大略』(天保9年(1838年)序)に、「上件にもれたる食物となるべき品」を加え、羽田野敬雄の序と、美石の孫である繁樹の跋を付けた救荒書。
行水金鑑俗鈔 (こうすいきんかんぞくしょう) 近世後期写
治水の要諦を和文で箇条書きに記したもの。『行水金鑑』は中国清代に刊行された治水書。
凶荒図録 (きょうこうずろく) 小田切春光/編 木村金秋/画 明治18年(1885年)刊
繰り返しおこる飢饉にそなえるため、過去の飢饉の様子を平易な文章と図で説明した救荒書。

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【産業】

地方品目解 (じかたひんもくかい) 児島 幸左衛門/著 近世中期以降写
尾張藩士により作成された農村における田制、土地制度、租税制度などに関する用語解説書。
建具雛形 (たてぐひながた) 梅素亭玄魚/図 近世後期以降刊
建具の雛形図を載せたもの。笠亭仙果の序に続き、乾では59図を掲載する。
早引米相場 (はやびきこめそうば) 牧墨僊/著 文化11年(1814年)刊
変動する相場に対する米価の換算表。
早引米相場 (はやびきこめそうば) 牧墨僊/著 慶応3年(1867年)刊
変動する相場に対する米価の換算表。資料ID:1105111929(松屋版)の五斗以上の部分を省き、五升から四斗九升五合までの部分を新彫刊行したもの。
養蚕仕法説諭録 (ようさんしほうせつゆろく) 愛知県庁/編 明治5年(1872年)刊
養蚕振興のための指南書。養蚕の始まりから、歴史・風習、養蚕技術などを記したもの。
柞蚕飼養 (さくさんしよう) 伊藤歌蔵/編 明治16年(1883年)刊
豊橋在住で愛知県士族の伊藤歌蔵が、柞蚕の飼養方法を述べたもの。
参河北設楽郡香蕈培養図解 (みかわきたしたらぐんこうじんばいようずかい) 田中 長嶺/著 明治25年(1892年)刊
明治に北設楽郡で開催された、椎茸栽培に関する講演や指導の内容を、書籍として刊行したもの。

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【書画・芸能】

花月帖 (かげつじょう) 五十嵐良彦/著 天保9年(1838年)刊
三河国西尾の人、五十嵐良彦による習字手本。大谷永庵著『十二月往来〈同和歌花鳥帖〉』の後半部を模したもの。
不形画藪 (ふけいがそう) 張月樵/画 文化14年(1817年)刊
張月樵の様々な題材による絵手本。
本朝名家画譜 (ほんちょうめいかがふ) 真野桃蹊/輯 近世後期以降刊
絵師・真野桃蹊の編による画集。
新刻 金氏画譜 (しんこくきんしがふ) 寄田九峰/撰模 文化10年(1813年)刊
寄田九峰による画集で、元明諸家の画を模したもの。
福善斎画譜 (ふくぜんさいがふ) 丹羽謝庵/画 近世後期刊
尾張の画家丹羽嘉言による画集。嘉言の没後、東壁堂が門人の巣見来山に依頼し、新たに刻して彩色刷本として再版した。
蘭竹譜 (らんちくふ) 渡辺崋山/画 貫輪吉五郎/編 明治13年(1880年)刊
明治13年に刊行された渡辺崋山の画帳。
名区小景 (めいくしょうけい) NEW! 小田切 春江/図画 弘化4年(1847年)、嘉永元年(1848年)、嘉永3年(1850年)刊
尾張の名勝風景の彩色画とともに、それにまつわる漢詩・和歌・俳諧を載せたもの。
よし此名婦のさと (よしこのめいふのさと) 皓井園主人/編 長谷川貞信/画 慶応2年(1866年)刊
江戸後期に名古屋を中心に江戸や上方で流行した俗謡である、よしこの節の秀句を集めて編集したもの。
松栄千代田神徳 (まつのさかえちよだのしんとく) 篠田仙果/作 、橋本周延/画 明治11年(1878年)刊
明治11年(1878年)6月に東京・新富座で上演された新狂言。徳川家康の前半生のエピソードを綴ったもの。
喫茶余録 初編 (きっさよろく しょへん) 深田正韶/著 深田精一/跋 文政12年(1829年)刊
先行の茶書十四点から、茶・茶器・茶人の逸話を抜粋編術した茶書。尾張藩士深田正韶(香実)の著。
煎茶訣 (せんちゃけつ) 深田精一/口授 河村澄/筆受 明治37年(1904年)以降刊
煎茶に対する自らの見解や主張を記したもの。尾張藩士深田正韶(香実)の長子である深田精一の著。
煎茶早指南 (せんちゃはやしなん) 柳下亭嵐翠/著 享和2年(1802年)刊
煎茶置用の諸具を図し、かつ煎法の意味を解説した初学者向け解説本。『自弁茶略』(享和3年(1803年)刊)の改題本である。
茶道便蒙抄 (ちゃどうべんもうしょう) 山田宗徧/口述  近世中後期刊
千家茶法の入門書。江戸前期の茶匠山田宗徧が口述、三州吉田小笠原家中の津田六郎兵衛・山中七郎兵衛らが筆記する形で茶事の方法を述べたもの。
志野流会節 (しのりゅうかいせつ) 明治中期以降写
志野流の茶会の手順を記したもの。
志野流茶の湯稽古覚書 (しのりゅうちゃのゆけいこおぼえがき) 明治中期以降写
志野流茶道の稽古手順を記した覚書。

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【言語】

以呂波問辧 (いろはもんべん) 諦忍/著 宝暦14年(1764年)刊
八事山興正寺の諦忍により、以呂波の作者・字義・字体などについて問答形式で書かれたもの。
   
歌学集腋 (かがくしゅうえき) 見田尚之/著 嘉永2年(1849年)刊
歌語の仮名遣い、文法、枕詞、書法などについて記述した手引き書。

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【漢詩・和歌】

三河国名所名寄 (みかわのくにめいしょなよせ) 太田白雪/著 近世中後期写
三河国の名所を詠んだ古今の和歌、漢詩、俳句を土地ごとに集め、作者、収載書名とともに記したもの。
武稽百人一首 (ぶけいひゃくにんいっしゅ) 笠亭仙果/著 近世後期刊
武芸者百人を取り上げその伝を記し、各人についての和歌を添えたもの。  
稀の春 (まれのはる) 石川守道/編 近世後期刊
石川退休の古稀を祝い、友人より贈られた詩歌をまとめたもの。
九十二番歌合 (くじゅうにばんうたあわせ) 植松茂岳/判 近世後期写
「名所花」(春)、「夜時鳥」(夏)、「野月」(秋)、「風前落葉」(冬)、「寄雲恋」(恋)、「旅泊」(旅)、「鶴舞う下に亀あそふ所」(賀)の七つの題による、92番の歌合に評を加えたもの。
尾張廼家苞 (おわりのいえずと) 石原正明/編 文政2年(1818年)刊
石原正明の『新古今和歌集』の注釈書。序によると、甥の石原正俊が尾張へ帰郷する際して書き与えたとのこと。
浦のしほ貝 初編 (うらのしおかい しょへん) 熊谷直好 /作 三井宗之/編 明治13年(1880年)刊
熊谷直好の家集「浦のしほ貝」(弘化2年(1845年)序、大本三巻三冊)を名古屋で横本一冊として出版したもの。
浦のしほ貝 拾遺 (うらのしおかい しゅうい)  熊谷直好/作 明治13年(1880年)刊
熊谷直好の家集「浦のしほ貝拾遺」(安政3年(1856年)序、大本四巻四冊)を名古屋で横本一冊として出版したもの。
あゆちの錦 (あゆちのにしき) 横井時逸/編 羽鳥春隆/画 明治14年(1881年)刊
愛知の歌人36人が詠んだ和歌に、画家の羽鳥春隆が絵をつけた絵入り和歌集。
謝菴遺稿 (しゃあんいこう) 丹羽謝庵/著 享和元年(1801年)刊
尾張の画家丹羽嘉言(謝庵は別号。別号は他に福善斎、章甫、聚珍堂、名士関。 )の漢詩文集。
嚶鳴館遺稿 (おうめいかんいこう) 細井平洲/[著] 享和元年(1801年)刊
江戸時代中期の儒学者、細井平洲(徳民)の漢詩文遺稿集。

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【俳諧】

秋草集 (あきくさしゅう) 秀外/編 天保6年(1835年)刊
尾張の俳人秀外が編んだ鈴木道彦の17回忌追善句集。
太根集 (おおねしゅう) 旦斉/編 天保3年(1832年)刊
近世後期の江戸の俳人旦斉が尾張に遊んだ折にまとめられた尾張俳人との連句、発句集。
花のみとせ (はなのみとせ) 茶煙/編 文政元年(1818年) 刊
尾張美濃派連衆の朔花仙の三回忌集。
はるの霜 (はるのしも) 柿谷、眉峰/編 嘉永4年(1851年)刊
近世後期に尾張で活躍した俳人、而后、烏津、桂李、李曠、柿谷、眉峰による五歌仙集。
追遠会 (ついえんえ) 雲仙社/撰 天保14年(1843年)刊
東輪寺奥所に於ける芭蕉翁150回遠忌の追善会によるもの。
(よもぎ)  騏道/編 享和元年(1801年)刊
寛政年間に「尾張五老」の一人とされた名古屋の俳人、渡邊岱青の追善集。
をたまき集 (おだまきしゅう) 静観亭/撰 近世末期から明治期刊
名古屋を中心に尾張、三河、美濃の作者が参加した狂俳書。
枇杷園句集 (びわえんくしゅう) 士朗/著 明治中期以降刊
井上士朗の発句集。四季及び雑に分け、椿堂・宇洋・卓池・蕉雨・松兄が分担編集をしている。
枇杷園句集 後編 (びわえんくしゅう こうへん) 士朗/著 明治中期以降刊
井上士朗の没後出された『枇杷園句集』の後編。
枇杷園七部集 (びわえんしちぶしゅう) 士朗/著 近世後期以降刊
井上士朗の関係俳書三十五種をまとめて刊行したもの。
類題士朗叟発句集 (るいだいしろうそうほっくしゅう) 士朗/著 梅間/編 文政8年(1825年)刊
井上士朗生涯の発句を、梅花園梅間が類題別に編んだもの。
枇杷園随筆 (びわえんずいひつ) 士朗/著 文化7年(1810年)刊
松尾芭蕉及びその高弟に関する逸事遺文等を記したもの。井上士朗の目に触れたものや門人が見聞したものを含む。
士朗続七部集 (しろうぞくしちぶしゅう) 其成/編 文政7年(1824年)刊
『士朗七部集』(桐栖編 文化八年刊)の続編。井上士朗関係の俳書六部に、其成撰の「枇杷の実」を加えたもの。
四季三番叟 (しきさんばそう) 逸人/編 牧墨僊/画 文化10年(1813年)刊
逸人が編集した絵入りの俳書。能と狂言の場面を描いた彩色刷画に、その曲名を題した発句を配する。
姑射文庫 (こやぶんこ) 暁台社中/編 明和5年(1768年)以降刊
暮雨巷暁台一門の絵入り発句集。一面ごとに東甫、嘯山らの画を挿み、暁台一門らの発句を収める。
楽しみ草 (たのしみぐさ) 梅間/編 近世後期刊
岡田梅間編集の句集。19題のもとに発句と連句を載せる。
狂俳多満嘉志波 (きょうはいたまかしわ) 柏光/選 近世後期刊
狂俳の選句集。初編から7編までほぼ2年ごとに刊行されたたが、当資料はその2編。
狂俳かかみくさ (きょうはいかがみくさ) 和来亭/輯 近世末期刊
狂俳の選句集で、319句を載せる。20句絵入り。
ねふりさまし (ねぶりざまし) 野口令雅/編輯 明治期刊
狂俳の選句集。初編から6編まで毎年刊されたもののうち、資料は初編と2編を合わせて1本としたもの。
五撰集 (ごせんしゅう) 松樹亭、風鈴庵、静観亭、柏光、柳江庵/撰 近世末期刊
松樹亭、風鈴庵、静観亭、千秀亭(柏光)、柳江庵、5名の撰による狂俳選句集。見返に相撲風の番付を載せる。
鶉衣 (うずらごろも) 横井也有/著 近世後期刊
尾張藩士横井也有による俳文集。前編の上巻及び下巻のみ所蔵。上巻には享保12年から寛保3年までの18編、下巻には寛保末より宝暦初め頃までの16編を収める。
鶉衣 (うずらごろも) 横井也有/著 天保12年(1842年)刊
尾張藩士横井也有による俳文集。4冊本として大阪で刊行されたもののうちの、続編、拾遺。

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【物語・紀行】

因果物語 (いんがものがたり) 鈴木正三/著 寛文元年(1661年)刊
江戸時代初期三河に生まれた仏教思想家、鈴木正三が唱導のために語った怪異譚をまとめたもの。片仮名本。
しみのすみか物語 (しみのすみかものがたり) 石川雅望/著 司馬伋/画 近世後期刊
五十四話の笑話を『宇治拾遺物語』に擬した雅文体に焼き直し、時代を平安に設定した笑話集。
四編之綴足 (しへんのとじたし) 東花元成/著 牧墨僊/画 近世後期刊
『東海道中膝栗毛』の弥次と北八が名古屋を見物する話。前編・後編計4冊からなる書であるが、当館所蔵は前編上之巻のみ。
沙石集 (しゃせきしゅう) 無住/著 貞享3年(1686年)刊
鎌倉時代の仏教説話集。庶民を啓蒙するために、古今東西の説話をまじえながら仏教の趣旨を説く。
中空の日記 (なかぞらのにき) 香川景樹/著 文政2年(1819年)刊
江戸時代後期の歌人、香川景樹による日記紀行文。江戸から津島までの旅の記録を和歌とともにまとめたもの。
白雲日記 (しらくもにっき) 八田知紀/著 明治2年以降刊
八田知紀が京を出発し江戸へ向かい、各地で歌を詠み、帰京するまでの紀行文。
今業平昔廼面影 (いまなりひらむかしのおもかげ) 笠亭仙果/著 歌川芳虎/ 画 嘉永5年(1852年)刊
熱田の出身笠亭仙果の作による江戸時代後期の草双紙。

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【その他】

万歳大雑書万宝鑑 (まんざいおおざっしょばんほうかがみ) 近世後期刊
占いを基盤に実生活の諸行為と関連づけたもの。
    
慶応二年丙寅歳晴雨考 (けいおうにねんへいいんさいせいうこう) NEW! 平井直之/著 平井直矩/校
慶応2年(1866年)の一年中の晴曇、風雨、寒暖、地震等の予測を列ねて刊行したもので、尾張医学館の門人によって作成された。
額田県疆記聞 第一号 (ぬかたけんきょうきぶん だいいちごう) 明治5年(1872年)6月刊
岡崎で発行された三河で最初の新聞。

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【近代 (洋本)】

莫大小に関する調査 産業調査第五輯 (めりやすにかんするちょうさ さんぎょうちょうさだいごしゅう)  名古屋市/編 大正14年(1925年)刊
名古屋市総務部勧業課が大正13年から行った産業調査のうち、メリヤスに関する調査。
優良国産品調査書 (ゆうりょうこくさんひんちょうさしょ) 愛知国産振興会/[編] 昭和2年(1927年)、昭和6年(1931年)刊
愛知国産振興会(愛知県庁商工課内)が、輸入防遏(ぼうあつ)と輸出振興のため、県下の優良産品の調査を行ったもの。
はかりますものさし使用者の心得 (はかりますものさししようしゃのこころえ) 泉名高次郎/口述 明治30年(1897年)刊
度量衡法が発布・施行されたことをうけて、度量衡器についての正しい知識を解説したもの。
Calico painting and printing in the East Indies in the XVIIth and XVIIIth centuries edited by George Percival Baker 1921年
大正10年(1921年)にロンドンで出版されたインド綿布の図録。
震災予防調査会報告 第1号附図(甲)(乙) (しんさいよぼうちょうさかいほうこく だいいちごうふず こう おつ) 震災予防調査会/編 明治34年(1901年)刊
震災予防調査会が、明治24年(1891年)の濃尾地震による鉄道線路被害と復旧工事についてまとめた報告書の附図。

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【絵図】

  
絵図の世界
令和3年度以前にデジタル公開したものについては、「絵図の世界」をご覧ください。
当館が所蔵する愛知県関係の江戸期の古絵図、明治期の手書き絵図が閲覧できます。
  
御城惣図方角入 (おしろそうず ほうがくいり) 慶応3年(1867年)訂
名古屋城の二之丸御殿の図面。「桜の間」を中心に放射線が引かれており各方角を示しているものと思われる。
従江戸足助江出ル道筋 (えどよりあすけへでるみちすじず) NEW! 近世写
江戸から三河国足助を経由して岡崎までの里程を記した図。

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