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【地誌】 国郡全図

国郡全図
  • 書名国郡全図(こくぐんぜんず)
  • 巻数2巻
  • 著者名青生 東谿(あおう とうけい)/著
  • 成立文政11年(1828年)序
  • 出版書写年天保8年(1838年)刊
  • 数量2冊 上巻:56丁(版心:「序 一」・・・「序 三」、「序 一」・・・「序 三」、「秦序 一」・・・「秦序 三」、「自序 一」、「自序 二」、「郡名目録上巻 一」・・・「郡名目録上巻 三」、「総図上 初」、「山城国上 一」、「大和国上 二」・・・「佐渡国上 四十一」) うち「総図上 初」以下の42丁は彩色、下巻:37丁(版心:「郡名目録下巻 一」、「郡名目録下巻 二」、「丹波国下 一」、「丹後国下 二」・・・・「対馬島 下 三十四」、「大尾下 三十五」、「奥田跋」) うち「丹波国下 一」から「大尾下 三十五」までの35丁は彩色
  • 書型(寸法)大本(28.2×19.7cm)
  • 注記書名は原表紙の外題(題簽)、序題による。『日本古典籍総合目録』の統一書名も同じ。著者名も『日本古典籍総合目録』の統一著者名による。
  • 内容畿内及び七道の順に、国別の絵図を収録する。一国一図を原則とするが、陸奥・出羽・越後・薩摩等の国は数図に分割されている。国別の地図帳の刊本として最初のものといわれる。作者は尾張の絵師、薬種商の市川東谿(いちかわ とうけい 1765-1838)。自序・凡例によれば、各図の形状は、長久保赤水(1717-1801)の「改正日本輿地路程全図」に倣って写したものという。
  • 序・跋・奥書等見返「青生東谿翁著/国郡全図/張府 書売 東壁堂発兌」
    序「享和三年秋九月/式部権大輔兼文章博士菅原長親」
    序「著雍困敦黄鐘日/鴻濛 内田観斎識」
    序「文政戊子仲秋/尾張 秦鼎撰/杉山延書」
    自序「文政戊子/尾張 東谿青生元宣識」
    跋「文政十一年戊子長玉日/尾張 編修吏史奥田叔建識」
    刊記「天保八酉年十月」 「大坂心斎橋筋北久太郎町 河内屋喜兵衛」、「尾州名古屋本町通七丁目 永楽屋東四郎」等7軒の記載あり。
  • 蔵書印等上下の表紙に「第五門」の蔵書票、文書課の備品票、「共弐冊」の朱書。各巻首に「愛知県図書章」、「明治十九年八月点査章」の印及び「・書方」の丸印。
  • 備考日本古典籍総合目録掲載の諸本の内には、文政11年刊のもの(見返に「戊子初冬新彫発兌」とあり、裏見返に刊記なし)と天保8年刊のものがあり、文政11年刊のものには内田観斎の序がない。
  • 文献栗田元次「国郡図覧と国郡全図」(『郷土文化』4巻4号,1949年)
    大口鏘一「『国郡全図』著者私考」(『郷土文化』6巻3号,1951年)
  • 請求記号Wラ/A290/ハ1/1-1~1-2

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