デジタルライブラリートップページしみのすみか物語
【物語・小説】 しみのすみか物語
- 書名 しみのすみか物語(しみのすみかものがたり)
- 巻数 2巻
- 著者名 石川 雅望(いしかわ まさもち)/著、 司馬 伋(しば きゅう)/画
- 成立 文化2年(1805年)
- 出版書写年 近世後期刊
- 数量 2冊 上:37.5丁(版心:序「一」・・・「四」,目録「一」・・・「二」,本文「一」・・・「三十二」(オ)) 下:40.5丁(版心:目録「一」・・・「二」,本文「一」・・・「三十三」,ノド:尾陽東壁堂製本畧目録「目一」・・・「目六」(オ))
- 書型(寸法) 半紙本(22.7×15.7cm)
- 注記 書名は目録題による。下巻外題(打付書)は「蠧魚之住居物語」。画家名は『石川雅望研究』による。書名・著者名は「日本古典籍総合目録」の統一書名・統一著者名に同じ。
- 内容 五十四話の笑話を『宇治拾遺物語』に擬した雅文体に焼き直し、時代を平安に設定した笑話集。著者は近世後期の国学者で、狂歌師「宿屋飯盛(やどやのめしもり)」として広く知られる。本書は雅望と親交のあった尾張の朝田保清が永楽屋に話を持ち込み出版に至ったという。『噺本大系』収載本にある跋文「甲子孟春 尾張朝田保清識」(文化元年(1804年))および刊記「文化第二乙丑春開彫」(文化二年(1805年))が、当資料にはない。司馬伋の挿絵が上に3丁分、下に2.5丁分ある。
成立は「日本古典籍総合目録」による。 - 序・跋・奥書等 序「享和壬戌仲秋大邨詡書於日窪客舎」(享和2年(1802年))
末尾に「尾州名古屋本町通七丁目 永楽屋東四郎/江戸日本橋通本銀二丁目 同出店/濃州大垣本町 同出店」とある。 - 蔵書印等 上:見返と巻頭に朱印(陽刻)、および見返に朱印(陰刻)あり。 下:巻頭に上巻と同じ朱印(陽刻)あり。 上・下とも表紙に朱で「享」の書き入れ。また下の表紙には「しみのす」の書き入れあり。
- 文献 粕谷宏紀著『石川雅望研究』(角川書店,1985年)資料ID:1102535025
『噺本大系 第19巻』(東京堂出版,1979年)資料ID:1102596675 180~222頁に翻刻あり(底本不明)
『石川雅望集』(有朋堂書店,1926年)資料ID:1102730718 295~366頁に翻刻あり(底本不明) - 請求記号 Wラ/A935/イ/1-1~2