デジタルライブラリートップページ四民日用
【宗教】 四民日用
- 書名四民日用(しみんにちよう)
- 巻数1巻
- 著者名鈴木 正三(すずき しょうさん)/著
- 出版書写年慶安2年(1649年)刊
- 数量1冊 20.5丁(版心:「四民一」・・・「四民二十終」)
- 書型(寸法)大本(28.2×20.1cm)
- 内容三河に生まれた仏教思想家鈴木正三の主著。「武士日用」、「農人日用」、「職人日用」、「商人日用」の四章からなる。士農工商の四民がそれぞれの職業倫理に従うことで仏道を実現することができると説く。
- 序・跋・奥書等刊記「慶安ニ己丑歳仲春望 武州於江戸開板」。
- 蔵書印等見開きに「中切邑住人 森丹羽氏」の墨字。巻頭に「丹羽保義」の黒印を含む2つの印あり。
- 備考鈴木正三は寛永8年(1631年)に「武士日用」を書き、続けて「農人日用」「職人日用」、「商人日用」を書き「四民日用」としたとされる。没後の寛文元年(1661年)に「三宝徳用」「修行之念願」を加えて『万民徳用』と名づけて出版されたものが知られているが、本書は「四民日用」のみで完結しており、正三が存命中の慶安2年(1649年)の刊記を持つ。
- 文献「『四民日用』『因果物語』鈴木正三著」『年魚市』14号(愛知県図書館,1998年3月)
織田顕信「新出慶安二年版『万民之徳用』について」『同朋大学論叢』64・65合併号(1991年6月) - 請求記号Wラ/A180/スズ/729587