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【宗教】 三河国鳳来寺略縁起
三河国鳳来寺略縁起:1103261426(PDF 3.86MB)
- 書名 三河国鳳来寺略縁起(みかわのくにほうらいじりゃくえんぎ)
- 巻数 1巻
- 出版書写年 近世中期以降
- 数量 1冊 7.5丁(版心:「一」…「七」)
- 書型(寸法) 半紙本(25.0×16.3cm) 表紙は本文と共紙、紙縒綴。
- 注記 書名は外題による。巻首題は「三河国煙巌山鳳来寺略縁起」。
- 内容 鳳来寺の縁起について記したもの。
内容は新城市牧野文庫蔵の合本『煙巌山鳳来寺旧記』の巻頭に掲載されている「煙巌山勝岳院鳳来寺略記」とほぼ同じだが、細部の記述・文言に異なるところがある(『煙巌山鳳来寺旧記』の著者・成立年代は明らかでないが、表紙に「所々より借来三冊、合巻ニ写」と書かれている)。
本文中に「寺領千三百五十石」の記述があるが、鳳来寺山の寺領は、『愛知県の地名』によると「年により差があり、万治三年(一六六〇)一千三五〇石余、元禄一二年一千五一七石余である。」とされている。また『鳳来町史 鳳来寺山編』では『煙巖山鳳来寺旧記』『三州鳳来寺略誌』『反故さがし』の記述より慶安4年(1651年)千三百五十石、万治元年(1658年)御朱印表高一三五〇石としている。これらのことから成立は1650~1700年以降と推測される。また、『寺社縁起の文化学』は、鳳来寺開山の仙人名の表記により各縁起の成立年を推測しており、『三河国鳳来寺略縁起』は宝暦13年発行の略縁起の成立以降に作成されたものと考察している。 - 蔵書印等 表紙に「愛知県史編纂係之印」の角印。
- 文献 『鳳来寺山文献の研究』(愛知県郷土資料刊行会,1979)資料ID:1101484511
※「煙巌山勝岳院鳳来寺略記」の翻刻収録
『日本歴史地名大系 23 愛知県の地名』(平凡社,1981)資料ID:1101340567
『鳳来町史 鳳来寺山編』(愛知県南設楽郡鳳来町,2005)資料ID:1108698780
『寺社縁起の文化学』(森話社,2005)資料ID:1108860415 - 請求記号 Wラ/A182/ホ/2