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【地誌】 参河聡視録 矢矧村記

参河聡視録 矢矧村記
  • 書名参河聡視録矢矧村記(みかわそうしろくやはぎそんき)
  • 巻数5巻
  • 著者名加茂 久算(かも きゅうさん)/著
  • 出版書写年近世末期写
  • 数量5冊 1巻:29丁(墨付き27丁),2巻:36丁,3巻:29丁,4巻:33丁,5巻:29丁
  • 書型(寸法)半紙本(23.7×16.5㎝)
  • 注記書名は巻首題による。外題(後題簽)も同じ。原帙外題(題簽)「三河国碧海郡矢作村聡視録」。
  • 内容加茂久算自筆「三河聡視録」の内の「矢矧村」に関する部分。これ以外の現存する「三河聡視録」は内閣文庫が所蔵(30冊)。『新編岡崎市史』は「題名からして三河全域にわたって記される計画であったとおもわれるが、未完に終わったもののようである。…広範な諸書の引用、社寺古文書の写、現地調査による各種銘文類の採録など、現在では目にしえない史料を多数含んでおり、近世後期の岡崎を知るうえで有用な書である。」とする。「矢矧村記」では、「矢作長者」に関する記事が特に詳しく、第3巻全部と第4巻の3分の1におよぶ。採録された金石銘文は天保11年のものが下限であるからこれ以降の成立である。また、記載された諸家系譜は享保期まで、寺院住持世代は文政期を下限とする。なお、本書の対象となっている「矢矧村」は現在の岡崎市矢作町域であり、明治期以降の行政区画としての矢作村、矢作町域とは一致しない。
  • 蔵書印等原帙に「愛知県調査済票」。表紙に「額田郡役所」の蔵書票及び「文書課」の備品票。見返しに「愛知県額田郡役所印」。
  • 備考『新編岡崎市史』は内閣文庫所蔵『三河聡視録』本編とともに加茂久算の自筆本と推定。『新編岡崎市史』は本編文中に嘉永2年の署名があることからこの前後の成立と推定しており、この別冊も同筆との判断から、ほぼ同時期の成立と推定する。随所に同筆追記貼紙及び他筆による注記貼紙あり。原帙存。
  • 文献『新編岡崎市史13巻 近世学芸』(新編岡崎市史編さん室,1984)資料ID:1101464724
  • 請求記号Wラ/A291/ミ2/2-1A~2-5A

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