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【歴史】 職原図解

職原図解

職原図解:1103267395 (PDF 6.80MB)

  • 書名 職原図解(しょくげんずかい)
  • 著者名 小塚 直持(こづか なおもち)/撰
  • 成立 天保14年(1843年)
  • 出版書写年 天保14年(1843年)刊
  • 数量 1鋪(両面刷り)
  • 書型(寸法) 畳み物(17.6×9.7cm 広げて52.1×75.7cm)
  • 注記 書名・よみは『日本古典籍総合目録』による。題簽も同じ。序題「職原略図解」。
    著者名は『日本古典籍総合目録』の統一著者名。
  • 内容 『職原抄』を元に図表化した実用的な官職の図解。
    『職原抄』は南北朝時代の北畠親房による有職書で、江戸期には、『職原抄』を中心とした官職学に関する解説書や講釈が盛行した。
    著者の小塚直持(1796-1873)は尾張祖父江の国学者。名は理蔵(利蔵とも)、岑雄。富農の家に生まれ、尾張藩士・横井十郎左衛門家の祖父江における留守居役として、同家の公私の仕事に従事した。横井家には本居宣長の著書『古事記伝』の出版に貢献した横井千秋がいる。
    直持は若い頃から河村正雄、本居大平ら宣長門人に師事し、和歌・雅楽にも通じた。『名区小景』『尾張名所図会』に出詠している。
    天保10年(1839年)の直持の日記によれば、四書五経や和歌書に加え、『職原抄』についても度々講釈を行っており、直持の関心の高さが伺える。この『職原図解』は直持生前唯一の刊行本である。
  • 序・跋・奥書等 刷り題簽「職原図解 全」
    序「天保十二年九月十日」「正五位下行陸奥守大中臣朝臣富嗣(花押)」
    刊記「尾張 小塚直持撰」「天保十四年癸卯六月/尾張書林/名古屋本町七丁目 永楽屋東四郎/同 七間町二丁目 永楽屋吉助」
  • 備考 序によれば、京都における本居学の中心的人物であった城戸千楯を介して、大中臣富嗣、橘尭邦、広橋光成等、数人とのやりとりがあった末に、本書が成立したとのこと。
  • 請求記号 Wラ/A200/コズ/114189

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