デジタルライブラリートップページ志野流会節
【書画・芸能】 志野流会節
- 書名 志野流会節(しのりゅうかいせつ)
- 巻数 1冊
- 出版書写年 明治中期以降
- 数量 1冊 11丁
- 書型(寸法) 半紙本(23.9×16.0cm)
- 注記 書名は外題(打付書)による。
- 内容 志野流の茶会の手順を記したもの。
巻頭に「志野流茶事道統」が記され、「蜂谷百枝」が最後となっていることから明治20~40年頃に書かれたものと推測される(蜂谷家13代/志野流16世:蜂谷宗敬(士常斎)明治23年没、蜂谷家14代/志野流17世:蜂谷百枝(桂香庵)明治40年没。百枝の没後直ちに蜂谷宗致(頑魯庵)が蜂谷家15代/志野流18世を継承)。
志野流は足利義政の近臣であった志野宗信を始祖とする香道・茶道の流派で、15世を継いだ蜂谷宗意(閑斎)が父とともに名古屋へ移り住み、現在まで名古屋蜂谷家により伝えられている。
『尾張の茶道』(河原書店,1972)によると、志野流茶道は14世貞重が香道における礼作法などを組み入れた茶道に改めた。これにより香道の抱合的存在より抜出て茶道の一派としての形式をとることになり、その作法は鳥取地方へも伝えられている。 - 蔵書印等 表紙および巻頭に「藤紫楼蔵」(湯浅四郎氏)の印。
表紙に貼紙「郷土(名古屋)資料/志野流茶道香道ノ宗家ハ/名古屋 蜂谷氏也」 - 文献 『尾張の茶道』(河原書店,1972)資料ID:1101556076
『明治の名古屋人』(名古屋市教育委員会,1969)資料ID:1101492522
『愛知県紳士録』(内外新聞雜誌縦覧所,1914)資料ID:1109714663
『志野流香道系図及沿革』(写本,年代不詳)※名古屋市鶴舞中央図書館所蔵/「なごやコレクション」収録
(http://e-library2.gprime.jp/lib_city_nagoya/da/detail?tilcod=0000000005-00001744 2016.2.10確認) - 請求記号 Wラ/A791/シ2