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【地誌】 参陽松平御伝記

参陽松平御伝記
  • 書名 参陽松平御伝記(さんようまつだいらごでんき)
  • 巻数 10巻(欠4-6)
  • 著者名 田畑 吉正(たばた よしまさ)/著
  • 成立 天保10年(1839年)以前カ
  • 出版書写年 弘化2年(1845年)写
  • 数量 4冊 巻第1、2:50丁,巻第3:81丁,巻第7、8:77丁,巻第9、10:49丁
  • 書型(寸法) 半紙本(22.7×16.1cm)
  • 注記 書名は巻首題より。外題(表紙打付書)、尾題、「日本古典籍総合目録」の統一書名も同じ。著者名は「日本古典籍総合目録」による。
  • 内容 松平家の系譜考証書。
    岩瀬文庫「古典籍データベース」には、内容構成の異なる2種の完本の書誌が記載されており、別段階の稿本に基づくものとされている。
    当館所蔵資料により近い書誌の内容は、 「巻1:「評論」(松平系譜の考証)、巻2:「御系譜考訂之図」(清和天皇以来家斉将軍の子女の代までの詳細な系譜)、巻3:「頼義義家義国義重伝記」「古文状之写」、巻4:「親氏君御伝」「泰親君御伝」「信光君御伝」、巻5:「親忠君御伝」、巻6:「長親君御伝」「信忠君御伝」、巻7:「清康君御伝」、巻8:「広忠君御伝」、巻9、巻10:松平諸家の家伝集」とある。 当館所蔵本は、このうちの巻1-3、巻7-10にあたるが、巻構成は若干異なる(巻2が頼義義家らの伝記、巻3「御系譜考訂之図」、巻7に「清康君御伝」「広忠君御伝」、巻8-10に松平諸家の家伝を収載)。
    また岩瀬本には巻2の将軍家系図に「天保・弘化年間までの記事を朱書で増補」されているが、当館所蔵本では、例えば尾張藩12代藩主徳川斉荘の記述について、天保7年田安家家督を継いだことは朱で書き加えられているが、同10年に尾張家を継いだことは記されていないため、成立はそれ以前と考えられる。 田畑吉正は幕臣。30余歳で隠居。系譜家として知られ、伝記・系譜研究に携わった (『国書人名辞典』)。
  • 序・跋・奥書等 以下の巻の目録丁右端に書入れあり。
    巻1「弘化二乙巳年五月二十日ヨリ同二十八日出来」
    巻3「弘化二乙巳年五月二十八日ヨリ」
    巻7 切り落とされて読み取れず
    巻9「弘化二乙巳年八月十二日ヨリ同月十八日出来」
    巻10「弘化二乙巳年九月十八日ヨリ同月二十一日出来」
  • 蔵書印等 各冊巻頭に「■■■蔵書之記」(■■■部分は墨塗り)。巻1、2表紙に同じ角印が2度押しされているが不鮮明。)
  • 備考 朱書き入れあり。
    部分的に丁付あり(のど部分が裁断されているため読み取れない。画像は綴糸を解いた状態で撮影。)
  • 請求記号 Wラ/A288/タ2/1-1~1-4

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