デジタルライブラリートップページ寛政八年長寿夫妻之事

【伝記・系譜】 寛政八年長寿夫妻之事

寛政八年長寿夫妻之事

寛政八年長寿夫妻之事:1103260830 (PDF 553KB)

  • 書名 寛政八年長寿夫妻之事(かんせいはちねんちょうじゅふさいのこと)
  • 巻数 1点
  • 成立 不明
  • 出版書写年 寛政8年以降写
  • 数量 1点 2枚
  • 書型(寸法) 美濃紙判(38.8×27.2cm)
  • 注記 表紙なし。書名は寄贈時の包み紙の記載による。(湯浅四郎氏寄贈)
  • 内容 三河国宝飯郡水泉村の百姓満平とその妻の姿絵及び略歴を記した資料。末尾に閑玉なる号の作者の句「よい枝と見たておくや今年竹」を付す。
    満平(万平とも)は江戸中期以降、長寿で全国的に名を知られた人物。『有徳院実紀』元文2年10月7日の条に、「こたび御宮詣により高年のものの白髪をもとめられしに、松平伊豆守信祝封地山城の国戸井原郡小泉村民万平なる者、ことし百八十四歳。その妻百八十六歳。長男百六十四歳。凡兄弟より玄孫まで百三十九人なりとて、その白髪を奉る」とあり、並外れた長寿にあやかって、生まれて百日の竹千代(のちの家治)の髪置(子供の頭に白髪を載せて長命を祈念する)に使用する白髪を献上したとの公式記録が残る。当略歴には享保年間に白髪を献上した旨の記述があり『実紀』の行事と同じと思しいが、年号、地名、年齢の記載に違いがみられる。なお、宝飯郡水泉村(もしくは小泉村)は実在しない。
    満平の図像については、『現存雷名江戸文人寿命附』初編に掲載されているが、該図とは似ない。
  • 文献 『徳川実紀』第8篇(『新訂増補国史大系』第45巻(国史大系刊行会,1933年)所収)資料ID:1100275517
    上地栄『百姓万平を追って 長寿三百歳』(鍼灸素霊会,2000年)(所蔵なし)
    平亭銀鶏『現存雷名江戸文人寿命附』初編 「新日本古典籍総合データベース」http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100000941/viewer/19 (2021年2月5日確認)
  • 請求記号 Wラ/A289/カン/51154

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