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【伝記・系譜】 岩淵夜話集

岩淵夜話集

岩淵夜話集:1105052640(PDF 43.93MB)

  • 書名 岩淵夜話集(いわぶちやわしゅう)
  • 巻数 10巻(諸本により巻数は異なる)
  • 著者名 大道寺 友山(だいどうじ ゆうざん) /著
  • 成立 享保元年(1716年)
  • 出版書写年 近世中後期写
  • 数量 1冊 93.5丁
  • 書型(寸法) 大本(25.5×18.3cm)  
  • 注記 書名は巻首題による。目次題、外題(題簽)も同じ。「日本古典籍総合目録」の統一書名は「岩淵夜話」、別書名で「岩淵夜話集」とある。著者名は「日本古典籍総合目録」による。
  • 内容 『国史大辞典』によれば、『岩淵夜話』は全8巻からなる随筆で、「徳川家康の生誕からその生立ち・軍陣・施政・家庭など、公私の生活に関する逸話約66項を年代的に仮名文で記述したもの・・・増補版として、『岩淵夜話別集』二巻が伝えられている」とあるが、古川哲史著『武士道の思想とその周辺』には、『岩淵夜話』『岩淵夜話集』『岩淵夜話別集』は、項目数は伝本によって多少出入があるが、同内容であることが指摘されている。成立年は、「日本古典籍総合目録」に享保元年(1716年)と記載されている。
    『大日本思想全集』第3巻に収載されている抄録と当館所蔵資料と比較すると、当館資料には抄録記載の内容が含まれてはいるものの構成はかなり異なる。抄録が年代順の記述であるのに対し、当館資料は全10巻に分けられているが年代はばらばらで、系統立っていない。また各巻始めに目次があり、計65項からなるが、本文に記載されていない項目があったり、記載巻が異なるなどの乱れがある。
    著者大道寺友山は、山城伏見の人で、山鹿素行らについて甲州流軍学を学び、「武道初心集」「落穂集」などを著した。武蔵国岩淵に住む老翁からの聞取りということが書名の由来であるが、老翁は筆者自身であるとされる。
  • 蔵書印等 表紙に「國1」と書かれたラベル。見返しに「河村書蔵」の墨書き(赤で取消線)。巻之一目録題下に「長瀬氏蔵書印」
  • 備考 朱で書き込みあり。裏打ちあり
  • 文献 『国史大辞典』第1巻(吉川弘文館 , 1979) 資料ID:1109730442
    『大日本思想全集』第3巻(大日本思想全集刊行会 , 1932) 資料ID: 1100414989
    古川哲史『武士道の思想とその周辺(日本倫理思想史研究2)』(福村書店,1958)資料ID:1100476570
  • 請求記号 Wラ/A289/ト/69

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