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【歴史】 書紀集解

書紀集解
  • 書名 書紀集解(しょきしゅうげ)
  • 巻数 30巻
  • 著者名 河村 秀根(かわむら ひでね)/著、河村 殷根(かわむら しげね)、河村 益根(かわむら ますね)/訂
  • 成立 天明5年(1785年)序。全巻完成は文化(1804-18)初年と推測されている。
  • 出版書写年 明治初期刊カ
  • 数量 20冊
    第1本:76丁(版心:「書紀集解 序 一」・・・「書紀集解 序 四」,「書紀集解 総論 一」・・・「書紀集解 総論 八」,「書紀集解 巻之一 一」・・・「書紀集解 巻之一 六十四」)
    第2本:50丁(版心:「書紀集解 巻之二 一」・・・「書紀集解 巻之二 五十」)
    第3本:52丁(版心:「書紀集解 巻之三 一」・・・「書紀集解 巻之三 三十五),「書紀集解 巻之四 一」・・・「書紀集解 巻之四 十七」)
    第4本:47丁(版心:「書紀集解 巻之五 一」・・・「書紀集解 巻之五 二十」,「書紀集解 巻之六 一」・・・「書紀集解 巻之六 二十七」)
    第5本:49丁(版心:「書紀集解 巻之七 一」・・・「書紀集解 巻之七 四十」,「書紀集解 巻之八 一」・・・「書紀集解 巻之八 九」)
    第6本:54丁(版心:「書紀集解 巻之九 一」・・・「書紀集解 巻之九 三十三」,「書紀集解 巻之十 一」・・・「書紀集解 巻之十 二十一」)
    第7本:35丁(版心:「書紀集解 巻之十一 一」・・・「書紀集解 巻之十一 三十五」)
    第8本:35丁(版心:「書紀集解 巻之十二 一」・・・「書紀集解 巻之十二 十三」,「書紀集解 巻之十三 一」・・・「書紀集解 巻之十三 二十二」)
    第9本:52丁(版心:「書紀集解 巻之十四 一」・・・「書紀集解 巻之十四 五十二」)
    第10本:40丁(版心:「書紀集解 巻之十五 一」・・・「書紀集解 巻之十五 三十」,「書紀集解 巻之十六 一」・・・「書紀集解 巻之十六 十」)
    第11本:43丁(版心:「書紀集解 巻之十七 一」・・・「書紀集解 巻之十七 三十」,「書紀集解 巻之十八 一」・・・「書紀集解 巻之十八 十三」)
    第12本:61丁(版心:「書紀集解 巻之十九 一」・・・「書紀集解 巻之十九 六十一」)
    第13本:34丁(版心:「書紀集解 巻之二十 一」・・・「書紀集解 巻之二十 十八」,「書紀集解 巻之二十一 一」・・・「書紀集解 巻之二十一 十六」)
    第14本:42丁(版心:「書紀集解 巻之二十二 一」・・・「書紀集解 巻之二十二 四十二」)
    第15本:42丁(版心:「書紀集解 巻之二十三 一」・・・「書紀集解 巻之二十三 十六」,「書紀集解 巻之二十四 一」・・・「書紀集解 巻之二十四 二十六」
    第16本:58丁(版心:「書紀集解 巻之二十五 一」・・・「書紀集解 巻之二十五 五十八」)
    第17本:26丁(版心:「書紀集解 巻之二十六 一」・・・「書紀集解 巻之二十六 二十六」)
    第18本:55丁(版心:「書紀集解 巻之二十七 一」・・・「書紀集解 巻之二十七 三十一」,「書紀集解 巻之二十八 一」・・・「書紀集解 巻之二十八 二十四」)
    第19本:66丁(版心:「書紀集解 巻之二十九 一」・・・「書紀集解 巻之二十九 六十六」)
    第20本:41丁(版心:「書紀集解 巻之三十 一」・・・「書紀集解 巻之三十 四十一」)
  • 書型(寸法) 大本(26.6×18.5cm)
  • 注記 書名は巻首題、題簽、序題、版心題とも『書紀集解』。「日本古典籍総合目録」の統一書名も同じ。書名よみおよび著者名は「日本古典籍総合目録」の統一書名および統一著者名による。『国史大辞典』をはじめ、書名よみを「しょきしっかい」とするものも多い。
  • 内容 尾張藩士河村秀根(1723‐1792)と、その子殷根(1749‐1768)、益根(1756‐1819)による『日本書紀』全30巻の注釈書である。天明5年(1785年)の序があるが、全巻完成は文化(1804‐18)初年と推測されている。全巻完成の時期について、阿部秋生は益根が「続紀集解」の草稿を書き始めた文化3年(1806年)を目安とし、『尾張名古屋の古代学』では「完成は文化3年(1806年)頃。そして、『書紀集解』全30巻20冊の刊行が完了したのは、文政13年(1830年)から天保7年(1836年)の間と推定されている。」とする。
  • 序・跋・奥書等 自序「天明五年乙巳十一月 尾張 河村秀根」。各巻奥書「尾張 河村秀根 集解/男 殷根 益根 考訂」(「考訂」は巻20,28,29では「同校」、巻21~27,30では「同訂」)。
  • 蔵書印等 各本表紙に「文書課」の備品票、「第四門」と書かれた備品票、「共弐拾冊」の朱書。各巻巻頭に「尾張神祇局印」、「愛知県図書章」、「明治十九年八月点査章」の印。第2本見返しに「名古屋藩学校之印」(なおこの見返しは後述のとおり第1本のものであったと考えられる)。各巻版心に「葎庵蔵」とあり。
  • 備考 「書紀集解」の書名がある第2本の見返しは、虫損の状況が一致することから元は第1本のものであったと判断できる。刊行後時を経てから第1本と第2本の表紙が交換されたと推測される。
    阿部秋生『書紀集解 1 首巻解題』は「刊本の種類」を5類に分類し紹介している。当館所蔵本はその5類のうち、表紙題簽の「書紀集解」という文字が本文と同様の活字体であり、見返しに「書紀集解」の書名と「名古屋藩学校之印」の朱印がある第2類に該当する。この第2類は、明治2年2月から同4年7月まで存在した名古屋藩の時代に刊行されたものと推測されている。
  • 文献 『国民精神文化文献 第5』(国民精神文化研究所,1936‐40年) 活字翻刻収録
    『書紀集解 1 首巻解題』(臨川書店,1969年 1940年の復刻)資料ID:1104726788
    『尾張名古屋の古代学』(名古屋市博物館,1995年)資料ID:1106795855
  • 請求記号 Wラ/A201/カ/1-1~1-20

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