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【書画・芸能】 茶道便蒙抄

茶道便蒙抄
  • 書名 茶道便蒙抄 ( ちゃどうべんもうしょう )
  • 巻数 5巻
  • 著者名 山田 宗徧(やまだ そうへん)/口述
  • 成立 延宝8年(1680年)奥 貞享3年(1686年)序
  • 出版書写年 近世中後期刊
  • 数量 2冊 巻1~巻4:71.5丁( 版心:「便蒙抄巻一序 〇一」…「便蒙抄巻一序 〇二」,「便蒙巻一 〇一」…「便蒙抄巻一 〇卅二終」,「便蒙巻二 〇一」…「便蒙抄巻二 〇十五終」,「便蒙巻三 〇一」…「便蒙抄巻三 〇十五終」, 「便蒙巻四 〇一」…「便蒙抄巻二 〇八」(後見返し) )
    巻5:44.5丁(版心:「便蒙抄図目 〇乙」,「便蒙抄巻五 〇一ノ三」「便蒙抄巻五 〇四」…「便蒙抄巻五 〇十」「便蒙抄巻五 〇十二」「便蒙抄巻五 〇十一」「便蒙抄巻五 〇十三」…「便蒙抄巻五 〇卅七」「便蒙抄巻五 〇卅九」「便蒙抄巻五 〇卅八」「便蒙抄巻五 〇四十」…「便蒙抄巻五 〇四十五」,奥0.5丁(後見返し、丁付なし))
  • 書型(寸法) 大本(28.7×20.6cm) 五つ目綴
  • 注記 書名は巻首題および題簽による。著者名は「日本古典籍総合目録」の統一著者名。
  • 内容 千家茶法の入門書。江戸前期の茶匠山田宗徧が口述、三州吉田小笠原家中の津田六郎兵衛・山中七郎兵衛らが筆記する形で茶事の方法を述べたもの。延宝8年(1680年)には成立、利休百年忌を迎えた元禄3年(1690年)に刊行したとされる。大徳寺二一四世祥山和尚の序を付す。
    内容は、巻一(亭主方の役割)、巻二(客方の役割)、巻三(点前作法)、巻四(茶事の解説)、巻五(道具置き合わせ図解)。茶道人口の増大に伴い、初心者の要望に応えて出版されたもので、千家茶道の最初の公刊本となった。 宗旦四天王の一人杉木普斎は本書に異見を表し、その全般にわたって書き入れを行ったものが『普斎書入便蒙抄』として流布している。
    宗徧は京都長徳寺に生まれ、千宗旦に師事、明暦元年(1655年)から42年にわたって吉田藩(豊橋)小笠原家に仕官した。その茶流は三河を中心に拡大し、小笠原家、新城領主菅沼家をはじめ武家の間にも広く受け入れられた。
  • 序・跋・奥書等 序「貞享丙寅初夏書于/遠陽之寓居/野釈蘿月子」 奥「延宝八庚申年五月如意田/四方庵/宗徧」
  • 備考 巻五の11-12丁、38-39丁が乱丁。 巻三7~9丁に貼紙で書き入れあり。 巻五3丁オ、8丁ウ、15丁オ、21丁オ、30丁ウ、33丁オ、後見返しに貼紙あり(「岡崎ナル宗徧流茶人某ノ/旧蔵ナリシ由」)。
  • 文献 『角川茶道大事典』(角川書店,1990年)資料ID:1105441826
    谷端昭夫著『近世茶道史』(淡交社,1988年)資料ID:1104734144
  • 請求記号Wラ/791/ヤ3/1-1/4,Wラ/791/ヤ3/1-5

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