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【物語・紀行】 白雲日記

白雲日記
  • 書名 白雲日記(しらくもにっき)
  • 巻数 2巻
  • 著者名 八田 知紀(はった とものり)/著
  • 成立 明治2年(1869年)跋
  • 出版書写年 明治2年以降刊
  • 数量 2冊 上:24.5丁(表見返しに書名・著者名・出版事項、ノド:「序一」,「序二」,「上ノ一」・・・「上ノ九」,「上又九」,「上ノ十」…「上ノ十六」,「上ノ十七」…「上ノ廿二」。上ノ十五は落丁),うち挿絵1丁、 下:21.5丁(ノド:「下ノ一」…「下ノ廿」,「跋」,裏表紙見返しに発行書肆),うち挿絵1丁
  • 書型(寸法) 中本(17.8×11.8cm)
  • 注記 書名は内題、外題(題簽)、見返題及び日本古典籍総合目録による。ただし、跋文に「白雲の日記となづけたる」とあり。著者名は日本古典籍総合目録による。
  • 内容 八田知紀が京を出発し江戸へ向かい、帰京するまでの紀行文。 上巻では6月5日に京を出発し、羽鳥春隆などに会い、各地で歌を詠んでいる。17日に天龍川を渡り、道をつたっていくと富士山の頂がかすかに見え、「うれしきことかぎりなし」と述べている。19日には大井川を渡り富士山がはっきりと見え、22日、「ふじの高嶺」の長歌で上巻は終わっている。下巻は23日原を発ち、沼津、三島を過ぎるところから始まる。江戸へ着いてからも様々な人と交流し各地を訪れる。その後、横浜から船に乗り帰京する。8月9日伏見を発ち竹田の原をゆき、3首の歌で下巻は終わっている。
    著者の八田知紀は、寛政11(1799)年薩摩国西田村に生まれた歌人。
  • 序・跋・奥書等 上巻見返し「八田大人紀行 白雲日記 名古屋東壁堂蔵板」
    跋(下巻)「明治二巳のとしの春 尾張の国なる 羽鳥春隆」
    下巻の裏見返しに発行書肆として「尾州名古屋本町通七丁目 永樂屋 東四郎」他12軒の記載あり。
    序の「あつ子」(税所敦子)、跋の「羽鳥春隆」は、知紀の門下。また、羽鳥春隆は津島神社の神官であった。
  • 蔵書印等 上下巻とも見返しに「湯浅四郎氏寄贈」の貼紙、巻頭に「藤紫楼蔵」の印あり。
  • 文献 「国立国会図書館デジタルコレクション」 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/903411 (2020年9月30日確認)(翻刻あり、ただし序なし)
    藤田 福夫「八田知紀の「白雲日記」(解説・翻刻)」『椙山国文学』10号(椙山女学園大学国文学会,1986年)資料ID:2525620003(翻刻あり)
  • 請求記号 Wラ/A950/ハ/1-1~1-2

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