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【医学】 薬性歌括

薬性歌括

薬性歌括:1103267930 (PDF 22MB)

  • 書名 薬性歌括 (やくしょううたくくり)
  • 巻数 [1巻]
  • 著者名 龔 廷賢(きょう ていけん)/著 尾張医学館(おわり いがくかん)/編
  • 成立 [天保10年(1839年)刊]
  • 数量 1冊 39丁(版心:「薬性歌括 一 医学館蔵」・・・「薬性歌括 三十九 医学館蔵板」)
  • 書型(寸法) 半紙本(22.4×15.7cm)
  • 注記 書名・よみは『日本古典籍総合目録』による。巻首題および題簽(ただし題簽は改装)も同じ。書名よみは「やくしょうかかつ」とも(参考文献6より)。著者名は『日本古典籍総合目録』の統一著者名。
  • 内容 明の龔 廷賢(きょう ていけん)著『寿世保元』所載の「薬性歌括」を収録した書。薬性歌とは、16字の四韻詩の中に、薬品名、味、薬性、薬能を込め、暗記に便利なよう詩篇の体裁をとったものである。廷賢の前著『万病回春』は240種の薬性歌を所載し、江戸前期に繰り返し和刻されて後の日本医界に大きな影響を与えた本である。それを増補したのが『寿世保元』であり、「薬性歌括」で395種の薬性歌を取り上げている。
    尾張医学館は、尾張藩の医育を所掌した浅井家によって開設された施設。藩医であった浅井貞庵(1770-1829)は、藩費により浅井家邸内に静観堂講舎(天保2年(1831年)に貞庵の子紫山が医学館と改称)を新築し、遠近の学徒に対し医学の講義を行った。『薬性歌括』は貞庵の没後尾張医学館より出版され、医学館の講義等で使用されたと考えられる。
  • 備考 当館所蔵本には刊記なし。
    国立国会図書館デジタル化資料(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2535761(2019.3.19最終確認))に画像あり。後見返しに刊記あり、「尾張医学館蔵版/天保己亥重陽刻成」。当館所蔵本は表紙を改装しており、その際見返しが失われたか。
    なおこの刊記は当館所蔵本『諸病主薬』(https://websv.aichi-pref-library.jp/wahon/detail/37.html) と同一である。2冊同時に刊行されたものか。
    裏打ち済み。
  • 請求記号 Wラ/A499/オ2

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