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【伝記・系譜】 岡崎領主古記
岡崎領主古記:1103267887 (PDF 7.64MB)
- 書名岡崎領主古記(おかざきりょうしゅこき)
- 巻数1巻
- 成立正保2年(1645年)から寛政10年(1798年)の間
- 出版書写年寛政11年(1799年)転写
- 数量1冊 22丁
- 書型(寸法)大本(26.3×18.1cm)
- 注記書名は内題による。外題(題簽)の表記は「<三河国/額田郡>岡崎領主古記」。
- 内容中世後期から近世初期にいたる、岡崎城領主に関する年代記。記述は正保2年(1645年)2月で終わっている。現存する写本では、寛政10年(1798年)に書写されたものが確認されており、成立は正保2年(1645年)から寛政10年(1798年)の間と推測される。
奥書には柴田右仲(井上信好)の知人が寛政11年(1799年)に書写したものとある。 - 序・跋・奥書等奥書「右此書ハ水野監物候岡崎在城之節宝蔵ニ有之岩津妙心寺ノ管農中村左京故有テ書写ス干時予寛政十一己未春写置之者也 但シ朱漆書ハ東武儒者柴田右仲ト申仁ノ作ナリ此仁ノ志願ニハ・・・」とあり。
- 蔵書印等表紙に「額田郡役所図書」の蔵書票。見返しに「愛知県額田郡役所印」。巻頭に「清龍舎印」。『新編岡崎市史 13』によれば菅生天王社の社家「(加茂)久算の書斎を『清龍舎』と称し、多数の古書を収集したが、明治に入って、『清龍舎』本は分散し、一部が内閣文庫と額田郡役所に入った。」とする。
- 備考著者は不詳であるが、『新編岡崎市史 13』1255頁に「この本間重豊自筆部分かとされる前半部分は・・・・・・・・・この奥書の通りであるとすれば「岡崎領主古記」の著者は本間重豊ということになる。自筆本が伝わっていないので確認できないが・・・」という記述がある。朱字書き込みニ種、朱字貼紙、墨字貼紙あり。朱字の一種は、柴田右仲(井上信好)により原本に記されたもの。 本書は、(水野監物家蔵本→中村左京書写→井上信好書写朱字加筆)→転写→加茂久算貼紙貼付→額田郡役所→愛知県庁文書課→愛知県図書館という経路で移動したものと考えられる。
- 文献『新編岡崎市史 13』(新編岡崎市史編纂室,1984) 資料ID:1101464724
神田竜也「『朝野旧聞裒藁』の史料的価値について-『岡崎領主古記』を手がかりとして」『歴史研究』第45・46号(あいち教育大学歴史学会,2000) - 請求記号Wラ/A210/オ2