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【地誌】 県治一斑

県治一斑
  • 書名県治 一斑(けんちいっぱん)
  • 巻数5巻
  • 著者名石川 部平(いしかわ ぶへい)/纂述
  • 成立明治13年(1880年)序
  • 出版書写年明治13年(1880年)写
  • 数量5冊 巻1:48丁(墨付き47丁),巻2:79丁(墨付き77丁),巻3:101丁(墨付き100丁),巻4甲:57丁(墨付き55丁),巻4乙:85丁(墨付き84丁)
  • 書型(寸法)半紙本(24×16㎝)
  • 注記序題、目録題、巻首題、外題(題簽)ともに「県治一斑」。
  • 内容慶応3年(1867年)大政奉還以降の北設楽郡民政、町村の沿革を詳細に記述する。著者石川部平は、常陸国生まれの教育者で、福島藩、重原藩に仕え、廃藩後は私塾青藍塾を開く。『三河文献総覧』によれば、愛知県第十四大区長古橋源六郎の需に応じて、明治12年設楽郡田口村に移り、同年12月28日に「県治一斑」の執筆に取り掛かるが、本人帰国のため明治14年3月、同書は第10巻「物産興替」をもって未完に終わったとされている。当館所蔵資料は、第1巻から第4甲・乙巻の5冊であり、第1巻に記載された目録(全32項)の第14「改租専務」の項に「是迄上申ス」との貼紙があり、本文の記述もこの項をもって終わっている。また、巻頭に、北設楽郡長古橋源六郎から愛知県令安場保和に宛てた謹上書があり、明治13年1月6日の日付があることから、『三河文献総覧』に記載されている『県治一斑』の執筆途中で、愛知県に上呈するために作成されたものといえる。
  • 序・跋・奥書等序「源六郎頓首再拝 明治十三年一月六日」。
    自序「明治十二年十二月二十八日選於参河国北設楽郡青藍塾窓下 愛知県士族石川部平」、石川部平の印あり。
    凡例「明治十二年十二月三十一日 北設楽郡役所雇石川部平識」。
  • 蔵書印等巻頭に「愛知県図書章」「明治十九年八月点査章」印、表紙に「文書課」備品票。
  • 備考柱に「愛知県北設楽郡役所」とある十行罫紙に書写。付箋、朱の書き入れによる訂正、追記あり。
  • 請求記号Wラ/A317/イ2/1-1 ~1-4

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