デジタルライブラリートップページ赤心秘書
【兵法】 赤心秘書
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- 書名赤心秘書(せきしんひしょ)
- 巻数1巻
- 著者名伊藤 藤景(いとう とうけい)/著
- 成立寛政元年(1789年)から 文化8年(1811年)の間
- 出版書写年嘉永3年(1850年)転写
- 数量5冊 第1:51丁,第2:50丁,第3:56丁,第4:55丁,第5:50丁
- 書型(寸法)大本(30.1×20.5cm)
- 注記書名は外題(表紙打付書)による。巻頭に「赤心秘書の題号は後の識者追名をし」とある。
- 内容尾張藩の下級藩士であった伊藤直之進藤景が、九代藩主宗睦の時、藩の重職にあてて書いた意見書。寛政初年の外国船の接近、漂着を契機に書かれた藩域の防衛に関する意見を始め、兵法、築城から藩政の様々な事柄まで内容は多岐にわたる。元来一書にまとめられたものではなかったが、藤景の没(文化8年)後に複数回の上進書の草稿から写されたものとされる。姉妹編ともいうべきのに『講武秘書』がある。幕末に藩の御日記所に収めるために書写され、その際目録と「伊藤直之進家系」を付した。
- 序・跋・奥書等巻頭に「此書ハ明公御代伊藤直之信藤景重職への告言なれは・・・或家の蔵本を以て謄写し御日記所の官庫に収ぬ・・・嘉永三年庚戌六月」。
- 蔵書印等第1冊2丁目、第2-5冊巻頭に「御日記所」の印。第1冊表紙に「愛知県尋常師範学校」の蔵書票(明治21年3月)。
- 備考巻頭に、原本は1冊であったが読覧便利のため5冊に分冊したものとある。名古屋市鶴舞中央図書館には『赤心秘書』(別oA5-7)とするものと『伊藤直之進上書』(市17-1)とするものがある。『伊藤直之進上書』に「此書原標題なきものなりしかは有の侭に伊藤氏の奉諌書なるよしを記し置」とある。
- 文献市橋鐸『稀書珍籍忘れじの尾張本』(郷土資料刊行会,1983年)資料ID:1101469041
- 請求記号Wラ/A399/イ/1-1~1-5