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【書画・芸能】 松栄千代田神徳

松栄千代田神徳
  • 書名松栄千代田神徳 (まつのさかえちよだのしんとく)
  • 巻数3巻(上・中・下)
  • 著者名篠田 仙果(しのだ せんか)/作、橋本 周延(はしもと ちかのぶ)/画
  • 出版書写年明治11年刊
  • 数量3冊 巻之上: 8丁,巻之中: 8丁,巻之下: 8丁
  • 書型(寸法)中本(18㎝×12㎝)
  • 注記書名は表紙(刷付表紙)による。『日本古典籍総合目録』の統一書名も同じ。著者名は、表紙、見返し等による。
  • 内容「松栄千代田神徳」は、明治11年(1878)6月に新富座で上演された新狂言で、その内容は徳川家康の前半生のエピソードを綴ったものである。「三河後風土記」の中からエピソードを抜粋し利用している。巻の上では序幕から3幕まで、巻の中では4・5幕、巻の下では6幕から最終幕(大詰)までが描かれている。表紙・見返し色刷り。
  • 序・跋・奥書等序「時は明治十一年 夏の中旬」「新富座の建築落成」「舞台開傷(ひらき)の新狂言」「三河風土記をやはらけし脚色」、「篠田仙果誌」
    巻之上表紙「新富座新狂言」「松栄千代田神徳」「まつのさかえちよだのしんとく」「篠田仙果作」「周延画」
    巻之上見返し「松の栄千代田神徳」「篠田仙果誌」「楊洲周延画」「山松堂寿梓」
    巻之中見返し「二世仙果誌」「楊洲周延画」「山松堂版」
    巻之下見返し「二世仙果誌」「周延画」
    巻之下末尾「篠田仙果録」「橋本周延画」
    巻之上、中、下に刊記「明治十一年六月御届ケ」「編集者 篠田久治郎」「出版人 山村金三郎」。
  • 備考山本和明「正本写『松栄千代田神徳』の一資料」『相愛大学研究論集』23巻(p160-141 2007年)によれば、「「松栄千代目神徳」は、西洋建築新富座の開場式の余韻を受け、明治十一年六月十日から七月二十一日まで上演された。徳川家康の前半生のエピソードを綴った二代目河竹新七(後の黙阿弥)による「活歴」で、近代歌舞伎の大きな転換点とも位置づけられた演目」であり、「「松栄千代田神徳」の正本写については、上演と同時に競争的に公にされていた錦栄堂大倉孫兵衛版ならびに山松堂山村金三郎版があった」。「前者は仮名垣熊太郎編、久保田彦作序、蜂須賀国明画。後者は篠田仙果録、同序、揚州周延画。ともに上中下巻三冊である。」
  • 文献山本和明「正本写『松栄千代田神徳』の一資料」『相愛大学研究論集』23巻(相愛大学,2007年)
    山本和明「正本写『松の栄千代田の神徳』の周縁」『国文学研究資料館紀要 文学研究篇』32巻(国文学研究資料館,2006年)
  • 請求記号Wラ/A920/シ/1-1~1-3

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