ティーンのためのAichi Librarians' Choice
あるく
愛知県内の図書館員が、ティーンのみんなにオススメの本を紹介するよ!第11号のテーマは「あつい!」
編集:愛知県公立図書館長協議会ヤングアダルトサービス連絡会
PDFファイルはこちらから→A・L・C あるく 第11号* (冊子印刷用PDFファイル 1226KB)
03 人がアツい
みなさんには「推し」はいますか?推しに思いを馳せるだけで頑張って生きていける。それが「推し活」。あふれ出る想いを、推し本人やオタ友たちに伝えたい。推しが英語圏の人だったとしても、あきらめてはいけません。推しの言語を学ぶ幸せを感じながら、英語のフレーズを覚えて熱い想いを伝えましょう。
Your existence is more than enough for me.(生きてるだけでファンサです。)
2022年からフリーアナウンサーと大学の研究院の二足の草鞋で活躍をしている桝太一さん。
彼の生き物への研究心は幼少期に始まり、中高一貫校で所属した筋トレと登山合宿が必須の「体育会系」生物部ではチョウを追いかけまわしたり、大学では虫の世界から海の世界に魅了されアナゴやアサリの研究に没頭したり、研究と就職の間で悩んだり…この本はアナウンサー時代に桝さんが熱く生き物を追いかけた日々を振り返った1冊です。
この本は、東京大学海洋研究所「ウナギグループ」の研究者の冒険の実話だ。舞台は、何でもとにかく熱いアフリカ。旅の目的は、ウナギの形態と遺伝子を調べるために必要な全18種類のうち、唯一採集されていない「ラビアータ」種のウナギを手に入れること。帰国日未定(ミッションが達成できるまで!?)のオープンチケットでの出発。
やまない好奇心と熱い使命感の旅で、笑いと驚きの連続をたっぷりと味わってみて下さい。
『星の王子さま』は、著者であるサン=テグジュペリが、アフリカに郵便飛行士として赴任した際、飛行機の故障のためサハラ砂漠へ墜落し、幻想的な体験をしたことをヒントに執筆した、といわれています。
この本では、星の王子さまの一節とともに、宇宙の謎が紹介されています。
時代を超えた様々な研究者たちが熱中して研究した結果、観測や理論が進歩し、その謎が解き明かされようとしています。そんな宇宙の世界を星の王子さまと覗いてみませんか。
画家のピカソを知っていますか。
子供の頃から天才と言われ、鮮やかな明るい絵を次々と描きました。ある日、白と黒のみで大きな絵を描きあげました。
牛や馬や人や子供が何を見ているのでしょう。それがゲルニカでした。
絵を描きあげたピカソは二度と白黒の絵を描くことはなく、以前のように明るい色彩の絵を描き続けました。
ピカソにとってゲルニカは何だったのでしょう。
この本を画集として見てもいいですし、ピカソの生涯と思って読んでみるのもいいですね。是非、一度ひらいて見てください。
「お医者さんになって命を救う!」(小学校3年生)
「ぜったい国連ではたらく!」(高校生。緒方貞子さんを知る)
「30才までに貧困を解決する事業を立ち上げる!」(社会人一年生)
あちこちでつまずき、壁にぶちあたってそのつど夢も変わってきたけれど、胸の中には「人を救いたい!」という熱い炎をずっと燃やし続けていた仲本千津さん。その熱い夢を暑いアフリカで実現させるまでのでこぼこ道中を楽しんでください。
醤油や味噌などの伝統的な造り方には欠かせない巨大な木桶。ですが、その桶を作る職人はほとんどいなくなってしまいました。このピンチを解決するため、小豆島の醤油蔵が立ち上がりました。その方法は、自分たちで桶を作れるようになること。
最後の桶職人への弟子入りから始まった一つの醤油蔵の活動が、次第に全国へと広がっていきます。伝統的な製造方法を守るため奮闘する、熱い人々を追ったドキュメンタリーです。
挑戦する姿に感動するだけでなく、醤油の製造方法や桶の歴史など幅広い知識も得られる一冊です。
本好きの人なら一度は考えたことがあるのでは??
作家と会って実際に話してみたい!疑問をぶつけてみたい!!そんな熱い想いが!!!
これは村上春樹が、期間限定の17日間で寄せられた37,465通のメールから473通選び出されて、本となったもの。質問は作品のことから、人生相談、野球、音楽、猫のことなど様々。個人的お気に入りは、「014」「389」「416」です。
この時は知らず参加できなかったのですが、次回があるならぜひ参戦したいです。質問は未定。