ティーンのためのAichi Librarians' Choice
あるく
愛知県内の図書館員が、ティーンのみんなにオススメの本を紹介するよ!第11号のテーマは「あつい!」
編集:愛知県公立図書館長協議会ヤングアダルトサービス連絡会
PDFファイルはこちらから→A・L・C あるく 第11号* (冊子印刷用PDFファイル 1226KB)
02 スポーツがアツい
スポーツ選手だけではなく、監督や実況アナウンサー、スポーツ用品メーカーの創業者など、スポーツを取り巻く人々の言葉を366日分集めています。アスリートの言葉には、私たちに元気や勇気を与えてくれるものが多くありますよね。達成したときの感動的な言葉だけではなく、負けて後悔した時の言葉も載っています。どちらの言葉もアスリートたちの熱い思いが伝わってきます。凹んだ時に、また頑張ってみようかなと明るい気持ちになれますよ。
JR京都駅ビルの大階段を駆け上る大会を知っていますか?(YouTubeを参考に!)
この大会がクライマックスです。とにかく熱量が半端なく伝わってきます。
主人公は二人、家庭に問題を持つ奥貫広夢とイップスに苦しむ卓球選手の三上瑠衣。階段マニアの社会科教師:高桑先生とひょんな出会いをして・・・
広夢と瑠衣の素直な語りが瑞々しく、もがき苦しみながら成長してゆく姿に力強さを感じます。
自分が今居る場所から一歩抜け出し、違う世界を経験すると、新たな未来が待っていると熱く熱く語りかける物語です。
心も体も熱くなれるもの!それは、スポーツ!
この本は、サッカーに情熱をかける月人と太陽のあつい青春の物語です。
背が高く目立つのが苦手な月人が、小柄だが素早く強い点取り屋の太陽に出会い、自分も輝きたいと思う。「プロのサッカー選手になる!」と強豪クラブチームに挑戦し、たちむかっていく。
少年たちがすすんでいく一生懸命で必死な姿に、心をうたれます!
サッカーにかける少年たちのあついあつい想い!サッカーが好きな人もあまり知らない人にもぜひ読んでもらいたい1冊です。
野球にかける情熱と友情が「熱い」物語。シリーズが6巻まである。1巻は、才能はあるが自信家で我の強いピッチャー原田巧と、仲間から慕われる大らかなキャッチャー永倉豪が出会いバッテリーを組むまで。二人の心の成長を描いた青春小説なので野球に興味がなくても楽しめる。大人のファンが多い作品だが、子供向けに書かれたものなので読み易い。1996年から2005年に出版されたが、著者は今でも「バッテリーのあさのさん」と言われるそう。