ティーンのためのAichi Librarians' Choice
あるく
愛知県内の図書館員が、ティーンのみんなにオススメの本を紹介するよ!第10号のテーマは「せかい!〜戦争と平和、世界の国を知る〜」
編集:愛知県公立図書館長協議会ヤングアダルトサービス連絡会
PDFファイルはこちらから→A・L・C あるく 第10号* (冊子印刷用PDFファイル 1212KB)
02 日本⇔世界
道を歩いていて外国人と擦れ違う、今では珍しいことではありませんが彼らが日本でどんな仕事をしていて、何を感じているか考えたことはありますか。
この本は、日本に来て日本で暮らすことを選んだ様々な職業の人々を取材したインタビュー集です。
彼らの目に日本はどう映り、何を感じたかに迫ります。全く文化の異なる場所で暮らす彼らの言葉は、正に多文化との共生について考えるヒントで溢れています。
国際交流がますます盛んになっていく今だからこそ読んでほしい一冊です。
どんな本なんだろう? 表紙に惹かれて手に取った。
アイルランドと日本、2つの国をルーツに持つ少年が、英国の地元中学で遭遇するリアルな日常。そこでは、差別や格差、偏見などいろいろな事件が起こる。
ナルホド! と考えさせられた。
フラットな考え方を持つ少年と同じ目線で考える周りの大人達に、多様性の時代を生きるヒントをもらえた気がした。エンパシーって大事。
大学生の知英(ちえ)は海外旅行のためにパスポートを取って初めて、韓国のパスポートが緑だと知った。周りには自分が韓国人だと言っていなかった知英は仕方なく一緒に行く梓に告白する。K-POPファンの梓の提案でソウルに行くことになったが、知英はあまり乗り気になれない。
韓国滞在二日目、単独行動で訪れた水原華城(スウォンファソン)で知英は在日韓国人の龍平と出会う。しかし自分も同じだとなかなか言い出せず…。
タイトルは、韓国と日本のパスポートの色から付けられています。
日本でも大人気のK-POPや韓流ドラマ。ハマっていたりメディアなどで目にし身近に感じたりすることも多いのでは?
そんな韓国の文化を知る上で、直面する歴史や外交問題について、私たちはどのように捉え考えれば良いでしょう。
そもそもなぜ揉めているのか、なぜ兵役に行くのかといった「モヤモヤ」からネットで流れてくる情報、家族や友人の言葉に感じる漠然とした「モヤモヤ」まで、皆さんと歳の近い大学生が探り、向き合います。