ティーンのためのAichi Librarians' Choice
alc あるく

好き間

愛知県内の図書館員が、ティーンのみんなにオススメの本を紹介するよ!第4号のテーマは「好き!」
編集:愛知県公立図書館長協議会ヤングアダルトサービス連絡会

PDFファイルはこちらから→ A・L・C あるく 第4号*
(冊子印刷用PDFファイル 1,963KB)

05 好きだから、ここにいる。

手紙 『海のふた』 吉本 ばなな/著 ロッキング・オン 2004.6
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「私」は、かき氷が大好き。南の島に旅行中、あるかき氷屋を見つけた。たんかんとパッションフルーツの果汁がかかった、甘くてすっぱいかき氷。島の人に愛される素朴なお店。「この景色が好きで、ついついここに帰ってきちゃった。」と話すかき氷屋のおばさん。故郷でかき氷屋を開こう。「私」は決心し、故郷である西伊豆に戻る。そんな「私」のもとに「はじめちゃん」という少女がやってくる。優しくて、穏やかで、切なくて、静かな夏。夏っていいなと思う物語です。

(岡崎市立中央図書館 落花生2号)

手紙 『きりこについて』 西 加奈子/著 角川書店 2009.4
表紙画像

きりこはブスな女の子。彼女は両親の深い愛情に恵まれ、思春期まで自分のことをとても可愛い女の子だと思いながら過ごしますが、心ない他人からの「ブス」という一言で、引きこもりがちになり、自信を失ってしまいます。
「自分の容れ物と中身、本当の自分とはどちらか。」という重いテーマが題材ですが、大阪弁の語り口調で軽快に話が進んでいきます。
周りの目を気にして、自分を認めてあげられないなんてもったいない。もっと自分を好きになってみようと思える作品です。

(刈谷市中央図書館 いちもんじ)

手紙 『神さまのいる書店』[1]   三萩 せんや/著 KADOKAWA 2015.7
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紙山ヨミは、本が大好きな高校2年生。夏休みのバイト先として紹介された「まほろば屋書店」で働くことになり、世にも不思議な本「まほろ本」と出会う。魂の宿る「生きた本」だというまほろ本に、ヨミは興味津々。まほろ本の修理を担当することになり、不器用なヨミは悪戦苦闘。そんなヨミに対して否定的な態度をとる金髪の青年・サクヤ。彼はまほろ本の「中の人」で、思うところがあるようで…。本好きな人にオススメの書店ファンタジー。

(武豊町立図書館 Lis)

手紙 『博士の愛した数式』 小川 洋子/著 新潮社 2003.8
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「ごく一部に故障が生じて物事を記憶する能力が失われ」、記憶が80分しかもたない数学者。そこに派遣された家政婦の主人公とその10歳の息子とのお話です。博士は、会うたびに靴のサイズと電話番号を尋ね、毎日「新しい家政婦さん」だと認識する。そんな博士との毎日が始まる。
完全に文系の私には、数の美しさは理解できないが、主人公曰く、「無限を超える数学観念を動員しても、博士と一緒に過ごした時間には釣り合わないと言える」ほどの信頼と愛の物語。人を大切に思うことが、こんなにも心が温まり、幸せな気持ちになれるとは…。

(刈谷市中央図書館 大熊猫)

手紙 『エベレスト・ファイル シェルパたちの山』マット・ディキンソン/作,原田 勝/訳  小学館 2016.3
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本を読み終わった後、凛とした空気感につつまれた。
ネパールの少年カミュは幼なじみのシューリアと結ばれたいと思っていた。しかし、幼い頃に親が決めた相手がおり、その婚約を解消するために多額の費用が必要であった。その資金を稼ぐため、エベレスト登山のポーターとなる。
雇い主は、次期アメリカ大統領有力候補の政治家、様々な野望をはらみながら、エベレストの頂を目指してゆく。

エベレスト登山の壮大な冒険物語
 ♥幼なじみを思う純粋なシェルパの少年カミュの成長物語♥

(あま市美和図書館 BAMUSEMAMA)

手紙 『ももこの世界あっちこっちめぐり』 さくら ももこ/著 集英社 1997.6
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「ちびまる子ちゃん」の作者が世界中を旅して、その国で食べた物や感じた事、出会った人々などを書いたエッセイ。さくらももこさん(というか、ちびまる子ちゃんらしいズッコケ話満載のゆるーい旅です。)の文章は、読んでいると私も一緒に旅をしている気分になります。
自分もいつか作者のように世界中を旅して、世界中の人々と話ができたら素敵だと思います。そんなことを考えていたら、いつの間にか苦手だった英語の勉強が大スキ!になった。そんなきっかけをくれた大切な一冊です。

(刈谷市中央図書館 みーちゃん)


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