ティーンのためのAichi Librarians' Choice
あるく
愛知県内の図書館員が、ティーンのみんなにオススメの本を紹介するよ!第4号のテーマは「好き!」
編集:愛知県公立図書館長協議会ヤングアダルトサービス連絡会
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A・L・C あるく 第4号*
(冊子印刷用PDFファイル 1,963KB)
03 好きに壁なんてないよね
さやかは、12歳の女の子。さやかの家は、父が営む小さな町工場です。さやかの好きな人は、町工場に住み込みで12年間働いてきた杉田、年齢は36歳。なんと24歳も離れています。杉田は家族であり、父の右腕であり、憧れの好きな人です。年の差なんて気にしません!杉田が好きで好きで大好きで…。いつも杉田のことを考えていて、さやかの頭は「好き」で埋め尽くされています。しかし、杉田は、とんでもない過去があったことを隠していたのでした。
違う動物が仲良くなった!サルとハトが、クマとライオンが、猫とネズミが、ヘビとハムスターが・・・なぜ仲良しなのか?食べられたりしないのか?理由は色々あるみたいです。仲良しでいる理由は色々あれど、やっぱり「好き!」だってことが一番の理由ではないでしょうか。思わず涙が出そうにもなるフォトブック、おすすめです!
江國香織の短編集になります。その中でも、最初の話である「デューク」を!
大好きだったペットの犬、デュークを亡くし、泣いて泣いて何も手につかない「わたし」の前にある若者が現れます。
高校生の頃に現代文のテストで出題されて、テスト中ぼろぼろ泣きながら解きました。犬に限らず、ペットを飼ったことがある人ならきっと同じ思いになるはずです。
風早の街の商店街のはずれにある、赤い鳥居のそばの、赤い看板のコンビニ〈たそがれ堂〉。探しものがなんでも見つかるというこのお店に、今日も大切ななにかを探している人がやってきました。
誰かが誰かを好きになる気持ちは、人のものだけではありません。
たとえ言葉の伝わらない相手でも、大切に想う気持ちはきっと伝わるのです。
本書は、シリーズ各巻から担当編集者が選んだとっておき。気になるお話があったら、ぜひ他も読んでみてください。
心あたたまる、ささやかな奇跡の物語をあなたに…。
1977年春、入院生活の始まり。それは太郎の生涯をかけた初恋物語の始まりでもあった。
先の見えない入院生活に希望を失いかけた頃、太郎は病院内で大好きなDJに。その活躍は病院内に希望の光をもたらすと共に、太郎自身の生命力となっていた。そんな太郎が包帯でグルグル巻きになった少女に恋をする。そして11歳の誕生日、ある決意をして太郎は少女と病院を抜け出してしまう。その決意とは。純粋に好きという気持ちがこれほどまで人を強くするのか。「好き」という気持ちを大切にしたくなる一冊!