ロングセラーの本

昔から読みつがれている本をしょうかいします。何を読んだらいいのかわからないときは、ここから初めてみてはいかがでしょうか?


  ★小学校1・2年生むけ

☆本のなまえをクリックすると、貸し出し中かどうかなどがわかります。

いやいやえん /中川李枝子 さく 大村百合子 え  福音館書店 1980

しげるは、ちゅーりっぷほいくえんのねんちゅうさん。やくそくをまもらず、しかられてばかり。でも、まいにちげんきいっぱい。くじらとりをしたり、くまのこがやってきたり、ほいくえんではいろいろなことがおこります。


エルマーのぼうけん /ルース・スタイルス・ガネット さく ルース・クリスマン・ガネット え わたなべしげお やく  福音館書店 1980

エルマーは、としをとったのらねこから、どうぶつじまにかわいそうなりゅうがいることをききました。つなにつながれ、どうぶつたちのいいようにはたらかされているというのです。エルマーは、りゅうをたすけにぼうけんのたびにでます。

2002年刊(新版)2010年刊(新版) もあります。


くまの子ウーフ /神沢利子 作 井上洋介 絵  ポプラ社 1969

くまのこウーフはあそぶのがだいすき。なめるのと、たべるのと、いろんなことをかんがえるのもだいすき。「さかなにはなぜしたがない」など、そぼくなぎもんについて、あれこれかんがえます。

2001年刊(改訂新版) もあります。


はじめてのキャンプ /林明子 さく・え  福音館書店 1984

なほちゃんは「ちっちゃいこはだめ」というおおきいこのはんたいをおしきって、いっしょにキャンプにつれていってもらうことになりました。おおきいこにまけないようにおもいにもつをもち、まきをひろい、なきたくてもがまんします。


番ねずみのヤカちゃん /リチャード・ウィルバー さく 松岡享子 やく 大社玲子 え  福音館書店 1992

ドドさんのいえにすんでいる、こねずみのヤカちゃんは、いつもおおごえをだすので、やかましやのヤカちゃんとよばれていました。そのおおごえで、ねずみがいることにきづいたドドさんは、ねずみをたいじしようとしますが…。


ワニのライルがやってきた /バーナード・ウェーバー さく 小杉佐恵子 やく  大日本図書 1984

ひがし88ばんどおりのいえにひっこしてきたプリムさんいっかは、おふろでワニをみつけてびっくり。げいたっしゃなワニのライルは、すぐにいっかとなかよくなって、いっしょにたのしくくらしていましたが…。

★小学校3・4年生むけ



小さなスプーンおばさん /アルフ・プリョイセン 著 大塚勇三 訳  学研 1978

ある朝目をさますと、おばさんはティースプーンくらいに小さくなっていました。その日から、とつぜん小さくなったり、もとにもどったりのくりかえし。それでもおばさんは、少しもあわてず、頭をつかってこんなんをきりぬけます。


ちびっこカムのぼうけん /神沢利子 作 山田三郎 絵  理論社 1984

びょうきのかあさんとくらす男の子カムは、どんなびょうきでもなおすというイチノクサをとりに、大男ガムリイのいる山へのぼって行きました。きょうだいのようなトナカイのプルガや、森の動物たちにたすけられ、ガムリイとたいけつします。

1994年刊(フォア文庫愛蔵版) もあります。


びりっかすの神さま /岡田淳 作・絵  偕成社 1988

転校生の始は、4年1組の教室で、せびろを着た小さな男が、つばさをはばたかせて飛んでいくのを見ました。その男が、テストでビリになった子のところへやってくると知った始は、わざと0点をとってよびよせます。


ぼくは王さま /寺村輝夫 作 和田誠 絵  理論社 1984

たまごやきが大好きな王さまは、王子がうまれたおいわいに、国じゅうの人たちにたまごやきをごちそうすることにしました。でも、そんなにたくさんのたまごはありません。王さまは、ぞうのたまごを見つけるよう命令しました。

1985年刊1986年刊(理論社名作の愛蔵版)2000年刊(新・名作の愛蔵版) もあります。


魔女がいっぱい /ロアルド・ダール 作 クェンティン・ブレイク 絵 清水達也 訳  評論社 1987

夏休み、おばあちゃんととまっていたホテルで、ぼくはかくれてハツカネズミに芸をおしえていた。そこは、英国じどうあいご協会のしゅうかい場所になっていたが、じつは、まじょたちの集会で、ぼくは見つかり、ネズミにされてしまった。

ロアルド・ダールコレクション 13 にも入っています。


町かどのジム /エリノア・ファージョン [作] 松岡享子 訳 三芳悌吉 画 学研 1978

ジムは、町かどのポストのそばにあるミカン箱に、いつもすわっていました。船のりだったジムは、世界中で体けんしたわくわくする話をこどもたちに聞かせてくれました。

2001年刊(エドワード・アーディゾーニ 絵) もあります。


大どろぼうホッツェンプロッツ /オトフリート=プロイスラー 作 中村浩三 訳  偕成社 1985

おばあさんの大事なコーヒーひきをぬすまれて、少年カスパールとゼッペルは、大どろぼうホッツェンプロッツをつかまえる決心をしました。でも、ねじろを見つけるための作せんを見ぬかれて、逆につかまってしまいました。

1990年刊(新・世界の子どもの本 ドイツの新しい童話) もあります。


火よう日のごちそうはひきがえる /ラッセル・エリクソン 作 佐藤凉子 訳 ローレンス・ディ・フィオリ 画 評論社 1982

ウォートンとモートンはヒキガエルのきょうだい。料理好きのモートンが作ったおかしをおばさんにとどけようと、ウォートンは雪の中を出かけて行きました。ところが、おそろしいミミズクにつかまってしまい…。

2008年刊((1982年刊)の改題改訳新版) もあります。


がんばれヘンリーくん /ベバリイ=クリアリー 作 ルイス=ダーリング 絵 松岡 享子 訳  学研 1980

ひろった犬をくろうしてバスに乗せて帰る話、ペットショップでグッピーを買ったらおそろしいほどふえてしまった話など、ヘンリーくんのゆかいな日じょうをえがいています。

2007年刊(改訂新版) もあります。


くまのパディントン /マイケル・ボンド 作 ペギー・フォートナム 画 松岡享子 訳  福音館書店 1980

遠いペルーからやってきて、駅でとほうにくれていたくまをブラウンさん一家はめんどうをみることにしました。駅の名をとり、パディントンと名づけられたくまは、こうきしんいっぱい。いろいろなさわぎをひきおこします。


こぎつねルーファスのぼうけん /アリソン・アトリー 作 石井桃子 訳  岩波書店 1979

みなしごのルーファスは、かわいそうに思ったアナグマのおくさんにひろわれて、アナグマ一家とくらすことになりました。わるいおじさんギツネのじゃまをしてきけんな目にあったり、ふしぎなたいけんをしたりします。

1991年刊 もあります。


子ブタシープピッグ /ディック・キング=スミス 作 メアリー・レイナー 絵 木原悦子 訳  評論社 1991

ホギットさんがくじで当てた子ブタのベイブは、かしこいブタでした。のうえんで羊のせわをするシープドッグのフライとその子どもたちのすがたを見て、自分もシープピッグになりたいと思い、ちょうせんすることにしました。

★小学校5・6年生むけ


魔女の宅急便 /角野栄子 作 林明子 画  福音館書店 1985

おかあさんのあとをついで、魔女になると決めたキキは、13歳になってひとり立ちすることになりました。黒猫のジジを連れて別の町へやってきたキキは、ほうきに乗って荷物を届ける宅急便屋をはじめます。


マチルダはちいさな大天才 /ロアルド・ダール 作 宮下嶺夫 訳  評論社 1991

5歳のマチルダは、図書館の児童書を全部読んでしまったほどの天才。娘に関心がなく、ばかにする両親に、仕返しをして気を晴らしています。たった一人の理解者である先生も、いじめられていると知ったマチルダは…。

ロアルド・ダールコレクション 16 にも入っています。


床下の小人たち 野に出た小人たち /M.ノートン 作 林容吉 訳  岩波書店 2000

ある家の床下に、「借り暮らし」の小人の一家が暮らしていました。必要なものは人間の部屋からこっそり借りてくるのです。ある日、初めてお父さんと借りに出かけた娘のアリエッティは、男の子に姿を見られてしまいます。

1993年刊(岩波世界児童文学集 8)2000年刊(新版) もあります。


ヨーンじいちゃん /ペーター=ヘルトリング 作 上田真而子 訳  偕成社 1985

無邪気でながんこなヨーンじいちゃん。父さんはいやがったけれど、同居することになって喜ぶ孫のラウラとヤーコプ。染物をして人気者になったり、恋をしたり、驚くことばかりするじいちゃんでしたが、ある日急に倒れて…。


ライオンと魔女 /C.S.ルイス 作 瀬田貞二 訳  岩波書店 1987

そかい先の屋しきの衣装ダンスの奥から、動物や山の神が住むナルニア国へやってきた4人きょうだいは、ライオンのアスラン王と、この国を占領して永遠の冬に閉じ込めている白い魔女に戦いを挑みます。

1990年刊1992年刊(スペシャルエディション)2000年刊(新版)2005年刊(Pauline Baynes [画]) もあります。


ルドルフとイッパイアッテナ /斉藤洋 作 杉浦範茂 絵  講談社 1987

魚を盗み、トラックの荷台へ逃げ込んだ後、気を失って遠くの町へ来てしまった黒猫のルドルフ。けんかが強くて教養もある大きなトラねこイッパイアッテナに出会い、えさのもらい方や字の読み方などを教えてもらいます。


シャーロットのおくりもの シャーロットのおくりもの/E.B.ホワイト 著 G.ウイリアムス さし絵 鈴木 哲子 訳  法政大学出版局 1975

こぶたのウィルバーは、農場の女の子のペットとして飼われていましたが、大きくなり別の農場に売られました。自分がハムにされると知って泣き叫ぶウィルバーに、くものシャーロットが助けてあげると約束します。

2001年刊 もあります。


飛ぶ教室 /ケストナー 作 高橋 健二 訳  岩波書店 1962

ドイツの寄宿学校が舞台。優秀なマルチン、ボクサー志望のマチアス、臆病なウリー、文学少年ヨーニー、気難し屋のセバスチアンという個性的な少年たちの友情と成長を描いた物語。彼らを見守る大人たちも素敵です。

1975年刊(世界の名著)1982年刊(改訂版)1987年刊(少年少女世界文学館 15)1990年刊(世界の名作全集)
1992年刊(講談社青い鳥文庫)1993年刊(岩波世界児童文学集 20)2005年刊(偕成社文庫)2006年刊(岩波少年文庫)
2007年刊(ケストナー少年文学全集 改版)2011年刊(21世紀版少年少女世界文学館 15)2016年刊(ポプラ世界名作童話) もあります。


トムは真夜中の庭で /フィリパ・ピアス 作 高杉一郎 訳  岩波書店 1980

弟のはしかがうつらないように、おじさんとおばさんの家にあずけられたトム。アパートの大時計が13回も鳴った夜、裏口のドアを開けると、そこにはあるはずのない庭があり、ハティという不思議な少女に出会います。

1990年刊1993年刊(岩波世界児童文学集 25)2006年刊(改版) もあります。


二分間の冒険 /岡田淳 著 太田大八 絵  偕成社 1985

2分で戻るつもりで体育館を抜け出した悟は、不思議な黒ねこに出会ったことから、別の世界に連れて行かれ、冒険の旅をすることになりました。子どもをいけにえにしている恐ろしい竜と対決しに行くのです。

1991年刊(偕成社文庫) もあります。


冒険者たち ガンバと十五ひきの仲間 /斎藤惇夫 作 藪内正幸 画  岩波書店 1982

ドブネズミのガンバは、港で出会った島ネズミの忠太から、夢見が島のネズミが、イタチのノロイ一族に次々と殺されているときき、仲間と島に渡ります。白イタチのノロイがしかけるわなに、力の限り立ち向かいます。

1990年刊(岩波少年文庫) もあります。


ホビットの冒険 /J.R.R.トールキン 作 瀬田 貞二 訳 寺島 竜一 絵  岩波書店 1988

小人のホビット族のビルボは、魔法使いガンダルフに推薦されて、ドワーフとともに、ドラゴンに奪われた彼らの黄金を取り返す旅に出ました。トロルやゴブリンに捕まったりしながらも知恵と勇気で切り抜けていきます。

1979年刊(岩波少年文庫 上)1979年刊(岩波少年文庫 下)1990年刊1993年刊(岩波世界児童文学集 6)2002年刊 もあります。


大きな森の小さな家 /ローラ・インガルス・ワイルダー 作 恩地三保子 訳  福音館書店 1979

100年ほど前のアメリカ北部の森の中。丸太作りの小さな家に、開拓者の一家が住んでいました。危険な動物、雪深い冬、厳しい自然の中で、助けあいながら暮らす家族の姿を5歳のローラの目を通して語っています。


オタバリの少年探偵たち /セシル・デイ・ルイス 作 瀬田 貞二 訳  岩波書店 1957

いつもは戦争ごっこに夢中の少年たち。仲間のニックが、割ってしまった教室のガラス代を弁償できないと知り、みんなで募金集めをします。ところが、貯めたお金が盗まれて、犯人探しをするうちに、大犯罪が明らかに。

2008年刊(岩波少年文庫) もあります。


クローディアの秘密 /E.L.カニグズバーグ 作 松永ふみ子 訳  岩波書店 1979

11歳の少女クローディアは、家出を計画。弟のジェイミーをさそって、ニューヨークのメトロポリタン美術館にこっそり泊まりこみます。ミケランジェロ作といわれている天使像の秘密にひかれ、夢中で謎ときをはじめます。

1990年刊2001年刊(カニグズバーグ作品集 1) もあります。

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