朗読協力員について
■朗読協力員とは
■活動内容
■活動中の朗読協力員の声
■朗読協力員になるには
■ 朗読協力員とは
愛知県図書館 視覚障害者資料室に登録し、視覚障害・その他視覚による表現の認識に障害のある方々のために、
対面朗読や録音図書の作成などを行っていただく、有償のボランティアです。
■ 活動内容
1, 対面朗読
利用者の希望に応じて、対面で資料を朗読します。
愛知県図書館内にある対面朗読室での朗読のほか、2021年からは図書館のパソコンと利用者のご自宅のパソコンやタブレット等を繋いで、オンラインでの朗読も行っています。
対面朗読 / オンライン対面朗読
2, 録音図書の作成
利用者の読みたい図書が音訳(※)されていなかった場合は、リクエストを受けて録音図書を作成します。
朗読協力員には、用語の読み調査から図表の説明原稿の作成、録音、編集、校正を行っていただきます。
※音訳…文字や図表などの情報を音声にすること。
パソコンを使った録音作業
1つの録音図書を完成させるのに、半年〜1年ほどかかります。
製作した録音図書は、リクエストをした利用者だけでなく、視覚障害者等情報提供施設間のネットワークを通して、全国の希望者へ届けられます。
2022年度は1年間に27点の録音図書を作成しました。
■ 活動中の朗読協力員の声
2023年4月現在、愛知県図書館では36名の方が朗読協力員として登録してくださっています。
協力員のみなさんに活動への思いや心に残った経験等を寄せていただきましたので、ご紹介します。
朗読協力員の”活動期間”だけはずい分長くなりました。
けれど対面朗読や音訳で一冊の本を仕上げたあと、心にうかぶのはいつも反省の弁ばかりでした。でもここで年月が味方してくれ始めます。少しずつ経験を積んでいく中で積もってきたものが、自分に力をくれるようです。
だから”今度こそ!”と新しい音訳の調査にとりかかります。
(活動 1993年〜)
微力ながら、どなたかの役に立つことができてうれしく思っています。
また、音訳した図書への利用者の方からのお手紙には励まされることも多いです。
学ばせていただくこともたくさんあり、協力員ならではの充実感を抱いております。
(活動 2009年〜)
■ 朗読協力員になるには
朗読協力員として活動していただくためには、当館が開催する朗読協力員養成講座を受講いただく必要があります。
養成講座は、
・明瞭で聞き取りやすい朗読を行うための知識と技術
・正確に意味を伝えるための調査力・説明力
・デジタル録音・編集を行う機器操作技術 …など、
朗読協力員に求められる知識・技術を習得していただくための講座です。
※これまでに朗読協力員養成講座は、平成2年度、3年度、4年度、9年度、20年度、令和3年度の6回行われました。次回は未定です。
■ 問い合わせ先