永田喜嗣 著 -- 青弓社 -- 2024.7 -- 778.7

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所蔵館 場所 棚番号 請求記号 資料コード 貸出利用 状態
本館 3階人文 52 /778.7/ナカ/1223362 1112233627 閲可 貸可 協可 個人貸出

資料詳細

タイトル 戦争映画を解読せよ!
副書名 ナチス、大日本帝国、ヒロシマ・ナガサキ
著者 永田喜嗣 著  
著者標目(個人) 永田, 喜嗣 ,1963- ,著者
出版地 東京
出版者 青弓社
出版年 2024.7
ページ数 362p
大きさ 21cm
一般件名 戦争映画 -- 歴史
内容紹介 戦争映画は多義的である。戦時にそれは、人間の憎悪と闘争本能と破壊衝動を巧妙に煽り立てる。平時にそれは、国家の和解と共生と反戦を声高に謳い上げる。そして人は、いまわしい暴力や大量殺戮を描くそれらを興奮と高揚のうちに娯楽として消費する。戦争映画とは何なのか。なぜ人は戦争映画を欲し、生み出し、享受し、そして熱狂するのか。敵対するアメリカと日本の双方が製作した戦意高揚映画、ナチス・ドイツの侵略戦争やホロコーストの惨禍を告発する作品、南京事件や捕虜虐待などの日本軍の蛮行を暴露する抗日映画、広島と長崎への原爆投下やドレスデンへの無差別爆撃など戦勝国の戦争加害を明るみに出す作品など、各国で製作された多様な戦争映画を縦横に読み解く。善と悪、生と死、軍隊と銃後、戦勝国と敗戦国、支配と被支配、被害者と加害者、殺す者と殺される者……。さまざまな立場や欲望、そして運命がせめぎあう戦争映画の解析を通じて、戦禍に翻弄される人間の姿や戦争と社会の関わりをひもとき、私たちの過去を思索し未来を模索する刺激的な試み。【目次】まえがき第1章 戦争映画と映画戦争 1 戦争映画とは何か 2 兵器としての映画 3 思想戦と映画 4 映画戦争 5 戦争を楽しむ、戦争映画を楽しむ第2章 映画戦争の始まり――戦争映画は憎しみを生産した 1 映画戦争の始まり 2 連合国の映画戦争――ハリウッドの映画戦争の前夜 3 枢軸国の映画戦争と国策戦争映画第3章 第三帝国への抵抗――戦争映画はナチス・ドイツを告発した 1 ヒトラーという存在 2 生きるに値しない命とナチス追及 3 ナチスの加害者はどう描かれたか第4章 大日本帝国への抵抗――抗日映画は世界に告発した 1 南京事件と映画 2 捕虜虐待という戦争加害 3 七三一部隊と生体実験第5章 ヒロシマ、ナガサキ、ドレスデン――戦争映画が描いた戦勝国の戦争犯罪 1 トルーマン大統領は戦争犯罪者か 2 『始めか終わりか』――原爆投下をめぐって 3 連合国の正義と戦争加害 4 戦争犯罪と戦争責任を問わない映画戦争の行方第6章 日本人と戦争映画 1 「真珠湾攻撃」をめぐる戦争加害と戦争被害の表象 2 伊丹万作の戦争責任観 3 戦争映画の内なる敵の告発 4 加害を意識しない戦争映画の問題点第7章 和解と共生という名の終戦――終わりなき二十世紀の映画戦争  …
ISBN13桁 978-4-7872-7465-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
分類番号 778.7