有沢重雄 著 ; 中村純 監修 -- 旬報社 -- 2024.6 -- 646.9

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本館 児童室 Map 13 /J646/アリ/1218559 1112185593 閲可 貸可 協可

資料詳細

タイトル もしもミツバチが世界から消えてしまったら
著者 有沢重雄 著 ; 中村純 監修  
著者標目(個人) 有沢, 重雄 ,1953- ,著者
出版地 東京
出版者 旬報社
出版年 2024.6
ページ数 186p
大きさ 19cm
非統制形件名 蜜蜂
形式件名 児童図書
内容紹介 2006年秋、アメリカで、養蜂家が飼育するミツバチに奇妙な現象が発生しました。巣に女王、幼虫、ハチミツを残したまま、一夜にしてはたらきバチが消えてしまったのです。この現象は、蜂群崩壊症候群(Colony Collapse Disorder=CCD)と呼ばれるようになりました。CCDと思われる現象は、ヨーロッパ各地、カナダ、アジア、南アメリカでも発生していて、2007年春までに世界でミツバチのコロニーの4分の1が消失しました。CCDの原因は、ダニや細菌、ウイルスなど微生物による病気、農薬、養蜂のストレスなど、複合的な要因が重なったのであろうとされています。人間とミツバチとの付き合いは長く、ミツバチの生産するハチミツ、ローヤルゼリーは食用・医療用に、蜜ろうはロウソクやクレヨンの材料にといった具合に、さまざまな恩恵をあたえてくれています。そして近年になって、ミツバチの存在がさらに注目されるようになりました。それはミツバチの農作物に対する貢献です。ミツバチは直接的な生産分をあたえてくれるだけでなく、ミツバチ類を含む昆虫による野菜や果樹などの授粉で、世界で推定25兆円という経済的価値を生み出してくれていることがわかってきました。その後、世界のミツバチのコロニー(巣)数は、増えも減りもしていませんが、ミツバチには変わらずに病気、外敵、農薬などによる脅威のほかにも、自然環境などミツバチを取り巻く状況は相変わらず厳しいといえます。ミツバチがいなくなるってどんなことなのでしょうか。自然はいつも面倒を見てくれて、花をつける作物には、ふつうに実ができると思い込んでいます。果たしてそう楽観できるのでしょうか。レイチェル・カーソンが警告した「沈黙の春」が来ないと断言できるでしょうか。ミツバチは飼育されていることで、人間に注目され、なにか異変があると気づかれます。でもそのほかの一般的には名も知られていない昆虫や小動物に異変があって絶滅してもだれも気付きません。もしかしたらそれらの生き物は、自然の中や人間が営む農業で重要な役割をしているのかもしれません。まず、ミツバチの生活、人間との関わりを理解することから始めましょう。
ISBN13桁 978-4-8451-1911-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
分類番号 J646