ジュリア・ブライアン=ウィルソン 著 ; 高橋沙也葉 [ほか] 訳 -- フィルムアート社 -- 2024.3 -- 702.53

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本館 3階人文 47 /702.53/フラ/1216664 1112166640 閲可 貸可 協可 予別

資料詳細

タイトル アートワーカーズ
副書名 制作と労働をめぐる芸術家たちの社会実践
著者 ジュリア・ブライアン=ウィルソン 著 ; 高橋沙也葉 [ほか] 訳  
著者標目(個人) Bryan-Wilson, Julia ,著者
出版地 東京
出版者 フィルムアート社
出版年 2024.3
ページ数 345,63p
大きさ 22cm
一般注記 原タイトル: ART WORKERS
一般件名 芸術 , 労働運動 , 芸術と社会 -- 歴史 -- アメリカ合衆国 -- 20世紀
内容紹介 〈労働〉としての芸術に何が可能か?ベトナム反戦運動、フェミニズム、反人種差別運動、美術制度批判……1960年代アメリカで、自らを芸術労働者(アートワーカーズ)と定義することによって社会に応答したアーティスト・批評家たちの実相を鮮やかに描き出すベトナム反戦運動を筆頭に、フェミニズム運動、ブラックパワー運動、ゲイ解放運動、大規模なストライキなど、政治的・社会的な運動が巻き起こった騒乱の1960–70年代アメリカ。美術界では、「アートワーカー」という集団的アイデンティティが生まれつつあった──。アートワーカーの出現は、1969年に設立された「アートワーカーズ連合」や、翌年に同連合から派生した「レイシズム、戦争、抑圧に抵抗するニューヨーク・アート・ストライキ」に触発されたものである。アートワーカーたちは芸術に関わるすべての行為を労働と捉え、芸術作品/仕事(アートワーク)の意味を拡張した。そのアクティビズム的な熱を帯びた活動は、ミニマルアートやコンセプチュアルアートなど、制度としての芸術に意義を唱える動向と密接に関係しながら発展していく。本書では、ミニマルな作品によって「水平化」を目論んだカール・アンドレ、ブルーカラー労働者との同一化を夢想したロバート・モリス、批評や小説の執筆、キュレーションという「労働」を通してフェミニズムに接近したルーシー・リパード、そして情報を提示する作品によって制度批判を行ったハンス・ハーケという4人の作品をめぐるケーススタディから、アートワーカーたちによる社会への関与やその活動に内在する矛盾を明らかにする。芸術はいかに世界と関わりうるのか? 作品という枠組みを超えて、アーティストはいかに自らの態度を表明できるのか? 今日の社会において真の連帯は可能なのか? アートワーカーたちのラディカルな実践は、半世紀以上の時を経てなお新鮮な問いを発し続けている。
ISBN13桁 978-4-8459-2308-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
分類番号 702.53