越川芳明 著 -- 作品社 -- 2022.8 -- 302.591

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所蔵館 場所 棚番号 請求記号 資料コード 貸出利用 状態
本館 4階社会 Map 28 /302.59/コシ/1201160 1112011600 閲可 貸可 協可

資料詳細

タイトル カリブ海の黒い神々
副書名 キューバ文化論序説
著者 越川芳明 著  
著者標目(個人) 越川, 芳明 ,1952- ,著者
出版地 東京
出版者 作品社
出版年 2022.8
ページ数 344p
大きさ 19cm
内容細目注記 大きな緑色のトカゲとカリブ海の荒ぶる神
場所件名 キューバ -- 社会
内容紹介 内容紹介(長文) : 詩、絵画、映画から、宗教、逃亡奴隷、移民、そして製糖……。ディアスポラの文化や歴史を縦横に論じ、『老人と海』のまったく新たな読み解きへとなだれ込む、圧倒的な知的冒険。アフロ宗教の司祭の資格を持つ著者でなければ書き得なかった、かつてない圧巻のキューバ論。 キューバには一般の観光客の知らない世界があるのです。ここで取りあげるアフロキューバの世界です。なぜアフリカ由来の宗教や文化を論じるのでしょうか。それを三つの観点から説明しましょう。 第一に、キューバのナショナル・アイデンティティは、ヨーロッパ(スペイン系)とアフリカ(それに若干の先住民や中国人移民)が混ざった「混交文化」です。 そして、アフロキューバ文化を取りあげる第二の理由としては、それがわれわれの日本文化の考察に応用できると考えるからです。 そして、最後の三つめの理由ですが、これは個人的な事情にかかわります。私は二〇〇九年夏に、いまのパドリーノ(代父)のもとでサンテリアの「オルーラの手」と呼ばれる、一種のイニシエーション(通過儀礼)をおこないました。三日かけて私の運勢と守護霊を占ってもらう儀式です。 ヘミングウェイ論をはじめとして、ここに収録した文章は、私にとって未知の分野への挑戦でした。サンテリアの二百五十六通りの運勢のひとつに「大いなる冒険に人を駆りたてるのは、その人の知性である」ということわざが出てきます。お金や名誉ではなく、知性(頭脳)の活性化ために、どうぞご一緒に冒険をお楽しみください。(本書「まえがき」より)
ISBN13桁 978-4-86182-926-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
分類番号 302.591