タヌーヒー/[著] -- 岩波書店 -- 2017.5 -- 929.763

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資料詳細

タイトル イスラム帝国夜話 下
著者 タヌーヒー /[著], 森本 公誠 /訳  
出版地 東京
出版者 岩波書店
出版年 2017.5
ページ数 14,581,6p
大きさ 22cm
内容細目注記 内容:高等官僚、自己の私領地経営を代理人に委ねる 夢でコーランの言葉を聞く お裁きを甘く見るものではないぞ サイフ=アッダウラへの頌詩 インド王の辞世の句 心を病んで入院する書記の詩 タヌーヒーの父に寄せられた頌詩 ブワイフ朝太守の詩 詩によるタヌーヒーの父の返書 一国の主人たる者の兄弟関係は微妙なもの ハーティミーによる頌詩 気まぐれな後援者には詩人もそのつもりで 犯人探しのまじない 逃亡した奴隷へのまじない 女は男を乗りこなすもの 善行が身を助ける 悪逆の報い アフワーズ諸県の地租について 夢で見た白髪染めの処方 夢のお告げの避妊薬 みずからのことを証言させたカリフ 失礼な贈り物に対する礼状 二人の有名官僚の比較 けちな太守と寛容な王者 いろいろな宦官 ほか250編
内容紹介 アラビアンナイトにも影響を与えた、イスラム世界最古の逸話集。10世紀、アッバース帝国の首都バグダードで記された逸話の数々が、繁栄を極めた社会のありさまを映しだす。下は、第3巻~第8巻を収録。
ISBN13桁 978-4-00-061173-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
分類番号 929.763

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
高等官僚、自己の私領地経営を代理人に委ねる 4-5
夢でコーランの言葉を聞く 6
お裁きを甘く見るものではないぞ 7-9
サイフ=アッダウラへの頌詩 9-10
インド王の辞世の句 10-11
心を病んで入院する書記の詩 11-12
タヌーヒーの父に寄せられた頌詩 12-13
ブワイフ朝太守の詩 13-14
詩によるタヌーヒーの父の返書 15
一国の主人たる者の兄弟関係は微妙なもの 15-19
ハーティミーによる頌詩 20
気まぐれな後援者には詩人もそのつもりで 20-21
犯人探しのまじない 21
逃亡した奴隷へのまじない 22
女は男を乗りこなすもの 22
善行が身を助ける 23-24
悪逆の報い 24-25
アフワーズ諸県の地租について 26
夢で見た白髪染めの処方 27
夢のお告げの避妊薬 28
みずからのことを証言させたカリフ 29
失礼な贈り物に対する礼状 30
二人の有名官僚の比較 30-31
けちな太守と寛容な王者 31-32
いろいろな宦官 32-33
アブルアイナーの誇り 33-34
アブルアイナー、訪問客の父親を懐かしむ 34-35
司法の職務は神聖なものぞ 35
要人には作法通り対応するように 36
破産した商人と債権者 37-38
法学者たる者は政府から俸給を得てはならぬ 39-40
一老地主が語った夢のお告げ 40-41
早起きは三文の徳 41
法官アブー=ウマル、溺れる人を助ける 42
防寒に高貴香料をたっぷり 43
ガーリヤ香を多用して目が見えなくなる 44
本当の正直とは 45-46
旦那への貞淑な妻の思い 46
愛人のもとに帰れるなら病を得ても 47
カリフが警察長官の不法行為を正す 47-50
感激してなけなしのお金を払う 51
子供たちのための母親の祈り 52
ハムダーン朝アブルハイジャーのたくましさ 52-54
詩による諷刺が大麦で仕返しされる 54-55
火の後継ぎは灰 55-56
天に唾すればおのれに掛かる 56-57
愚者の霊感 58-59
ときにはウブッラで、ときには中国で乞食する 59-60
情報を盗んで大儲け 60-62
仕事中に黄金をくすねた金銀細工師 63-64
宮廷料理人の慣習と執政ムワッファクの気遣い 64-65
どちらの考え方が妥当か 66
ハワーリジュ派の村では 67-68
カリフの宮殿を見回ったムイッズ=アッダウラ 69-71
銀貨を金貨と書き間違え 71-72
アリー=ブン=イーサーの息子の振舞い 72-73
恩義ある先輩に対する礼儀 73-74
イスマイール=ブン=ブルブルの処刑の根拠 74-75
警護を怠って君主に殺される 76
ちょっとしたマナーの欠如がとんだことに 77
杞憂が幸運に 78-79
遣インド使節が出会った仏舎利と極上の香木 80-86
宰相を諷刺する 87
宰相にとって政治とは 88
スーフィー行者の言動 89-91
若者と相談する法官 92
美徳としての男らしさ 93
縁故を採るか美徳を採るか 94-95
分け隔てなく平等に分ける 95
世話になった恩義は忘れずに 96
没収された財産を才覚で取り戻す 97-98
アッラーの名で取り立てるのは恥ずべきこと 99
商人の礼拝 100-101
人の一生とは悠然たるもの 101
新任の法官、任地に赴く 102-103
法廷における宣誓をめぐって 104-105
棗椰子酒を合法とする根拠 106-107
民衆暴動の黒幕を審問 107-108
児童の教育はいかにあるべきか 109-111
流産を防ぐまじないなど 111-113
仮死状態の硬直人間を蘇生させる 113-114
売り言葉に買い言葉 115-116
先祖の敵愾心は遙かな子孫にも及ぶ 117-118
ハムダーン朝騎士アブー=フィラースの詩 118-119
詩人バッバガーが酒を詠む 119-120
蝗の佃煮で水腫患者が快癒 120-122
毒蛇を食べて水腫患者が治癒 122-123
謝礼で自尊心を傷つけられた詩人 124
混乱の時代も今考えれば安泰の時代だった 125
カリフ-ターイウの仮宰相に法官が 125-126
イブラヒーム=サービーによる代筆書簡 127-129
瘦せた体軀を逆手に取って 130
恨みをずっと抑え続けたのだ 131
亡命者の名誉を回復させたハムダーン朝太守 131-135
サイフ=アッダウラにとって統治とは 136-141
運命は廻りくるもの 141-144
ブワイフ朝宰相ムハッラビーの詩 144-146
カリフ付き水夫頭の弁当 146-148
夢のお告げ 149
インドの海岸に流れ着いて 149-152
毒消しのまじない 152-154
友人を問責した文人の詩 154-155
宰相を問責した文人の詩 155
恋人を責めた行政官の詩 156
カリフの交替劇に立ち会った公証人の目撃談 157-158
ヤマウズラの証言は有効ぞ 158-160
母が再婚する男性への書簡 160-161
宰相へのイブラヒーム=サービーの書簡 161-162
憑りつかれた男の詩 162-163
偶然に捕らえた大罪人を自白させる 163-167
法廷代理人が報酬を支払わない依頼人に対抗策を講じる 168-169
孤児の財産を費消して訴えられる 169-170
アブドルマリクの逆夢 170-172
夢で自分の死期を知る 173-174
スーフィー教徒夫妻の離婚申し立てを取り消させる 174-175
淫祀に陥ったスーフィー教団の一派 175-176
アブー=フィラースの詩 177-178
アブー=サイード=シャイバーニーの詩 179
奇妙な難病でも治した名医の死 180-182
墓の盗掘に快感を覚えてしまった良家の子女 182-188
正夢とはこんなもの 189-191
未来を予知した夢 192-193
宰相ムハッラビーの慇懃な書簡 194
信仰も財産もない者への尊敬は愚かなこと 195
けちん坊であるよりけちであれ 196-197
壺のインクは男の匂い 197-198
留守に空席を狙う弟子は信用ならぬ 199
要人には病をおして会いに行かねばならぬ 200
ライオンを切り殺した兵士 201
ライオンを打ち倒したカリフ 202
幸運を射止めたつもりが罰当たり 203-205
ブワイフ朝君主の馬をせしめたベドゥイン 205-207
廃都にたたずむ 208
しのぎを削る権力者たち 209-213
パンの喜捨にまつわる話 214
位は低くとも、かつての書記はお金持ち 215
重臣の私生活にも監視の目を光らせるカリフ 216-222
リュート弾きの音楽を愛する総督 222-223
逆巻く砂塵に熱愛の情を込めた宰相の詩 224-225
ちゃっかりした詩人のおねだり 225-226
ハワーリジュ派信仰の残映 226-229
法官イブン=アルブフルール、権力におもねらず 233-236
法官イブン=アルブフルール、元宰相の嫌疑を晴らす 236-241
先生はいつまでたっても先生 242-245
賊徒といえども旧恩を忘れず 245-247
宮廷女官と反物商の恋 248-258
カリフの未亡人、使用人と連れ添う 261-262
権力者をいかにして追い落とすか 263-265
行政とはいいかげんなものだ 266-267
深慮遠謀の進言の果実は 267-270
暗愚な君主に握られた運命 271-273
ライバルだった二人の元宰相の私領地の収益 273-274
宰相の情けごころに救われて 274-275
なんと罪深き女よ 276-283
密かに愛し合ってしまった兄と妹は 283-288
嫉妬に狂った男から逃れて 288-292
美人局への復讐 292-296
恋仲になった男と歌姫の波瀾万丈 296-305
ハッラージュの欺瞞 309-310
ハッラージュの裁判と死刑執行 311-322
叛乱投降者を赦したカリフの寛容 322-325
市民の要望に応じて法官を叙任する 325-326
任命者であるカリフの威光を恐れぬ法官 326-328
真の友情とはこんなもの 328-332
カリフが殺人事件の犯人を挙げる 335-337
栄華を極めたバルマク家最後の一幕 337-338
奪われた大金を取り戻す 339-342
受けた恩には報いようぞ 342-344
愛する女奴隷を手放した貧乏法学生 345-347
手荒なショック療法 347-348
カリフ-マンスールのお裁き 349-350
書記官は死の直前まで宰相になる望みをかける 354
徴税官に対する宰相の督促状 355
カリフの信頼を得てトルコ将軍を凌駕した文官 356-359
たとえ憎むべき相手でも国家は有能な人材を必要とする 359-361
宗教財産はカリフといえども侵すべからず 362-363
将来の政敵は芽の出ぬまに摘まねばならぬ 364-366
検察官は言葉巧みに官僚を脅さねばならぬ 366-367
口は禍のもと 368
壁に耳あり 369
後悔先に立たず 370-371
なんと大胆に国家の財産を横領することか 372-373
国立金融機関に類する制度を樹立する 374-378
職業はむろんのこと、すべては繫がっている 378-379
誰であれ他人を蔑んではならぬ 379-382
国土の耕作と繁栄こそ宰相のもっとも為すべき務め 383
報酬目当てで親切にしたのではない 384-385
若気からくる発奮が立身出世のもとになった 386-387
詩人と占星術師 388-391
不正の徴税官を笞打つも 392
無欲な市井の人にはシーア派もスンナ派もない 393
金持ちの大物より慎ましい小物が役に立つ 394-395
敵対者への憐れみは平穏を求める人々の古くからのしきたり 395-397
カリフ-マームーンの度量の広さ 398
クーファの盲目詩人 399
ハワーリジュ派の金曜礼拝についての見解 399-400
猫が母の生まれ変わりと信ずる輪廻転生派信者 400-401
お悔やみ状 401
頌詩の報酬を懇願した詩人 402-403
一晩に起こった激しい寒暖差 403
孤児の信託財産はカリフといえども奪われぬ 404-405
捨て身の戦法で運命を切り返す 405-409
悪行暴言で納税民に接する徴税官たち 409-410
ひんしゅくを買う言動は政治生命の落とし穴 411-414
神のなせる奇跡 414
師弟や宗派による官僚の連帯感 415
カリフにとって官僚とはいかなる存在か 416
派閥抗争に敗れた官僚は哀れ 417
ニフタワイフの詩 418
宰相には転落への罠が仕掛けられる 419-420
宰相にとってもっとも危険な犯罪者は 421-423
君子をいかにして豹変させるか 423-425
与えられた試練には謙虚に耐えねばならぬ 425-426
復讐の鬼と化した忘恩の宰相 426-427
暴君にも感応する心はある 427-428
穏健なイスラム教徒の正統カリフ観 428-429
預言者の娘婿アリーはカリフかイマームか 429-430
宰相職の資格 431-432
税務長官の威厳は任地の人民に必要か 433-435
高徳の官僚 435-438
徴税法の廃止と新設をめぐって 438-445
些細な誘いが大きなつまずきに 446-448
殉職した優良なる徴税官に報いる 448-449
位人臣を極めればあとは没落あるのみ 450-453
廷臣間の嫉みの結末は 453-456
愛顧に対する感謝の書状 456-458
因果は廻って来る 458-459
威張り散らす官僚を皮肉る 460-461
存在から非存在を推論できるか 461-462
裁判官たるものは双方に公平に当たらねばならぬ 463-464
耕作と公正と官僚による横領の防止で世界は潤う 464-466
宰相は嫌な相手も取り込む度量を持たねばならぬ 467-468
苛斂誅求に苦しむ農民の訴えを神は聞き届けたか 469-470
関税の揉め事があぶりだした密輸品 470-472
善事の報いは善事、悪事の報いは悪事 473-478
メソポタミアの古代遺跡 478-481
ワースィトの詩人スィードゥーク 482-483
カルマト派教徒の審問 484-485
サラウィーの詩 485
カルマト派軍団侵攻を防衛する政府軍兵員数 486-487
砂漠の詩人アッサーフ 487-489
二派の法学者が詩句で激論 489-491
友情の詩 492
他人の星を占うとは余計なお世話 493
功と罪といずれが重いか 494-495
運命は廻りくるもの 495-497
奢る者久しからず 497-498
新宰相はみな前任者を憎んでいたのか 498-499
「預言者気取り」のあだ名の由来 500-502
濃縮アーモンド油入り蜂蜜は薬 502-503
ジャーヒズの弟子になったアンダルシアの人 503-504
楽天的性格は生き方によい 505
野生の象を軍用に仕立てるインドの方法 505-508
バスラで象を見た 508-509
インドのある国王の体験談 509-512
インドの不可触民ジュバーリー 513-516
バスラで盗まれたお金をワースィトで取り戻す 516-518
バグダードの両替商が盗賊団の侵入をいかに防いだか 519-520
短剣はまがい物 521-522
ワースィトの詩人スィードゥーク 522-523
イブラヒーム=サービーの詩 524
気のふれた書記の詩 525-526
不浄なるイスラム教徒 526-527
一徴税官の書簡 527-528
偽作の夢で苦境を脱した徴税吏 529-532
医者とバルマク家の女奴隷 533-536
オマーンの太守ユースフ=ブン=ワジーフ 537-541
拉致された少年のその後の運命は-将軍ワセーフ=カーマの場合 542-545
政治家は能吏を使いこなすべし 546
歌姫に入れあげた部下への宰相の計らい 546-547
人の拷問には耐えても、神の拷問には耐えられぬ 548
機知に免じてハッド刑の罪人を釈放する 548-549
異端被疑者の口上を認めて釈放する 549-550
中央官僚の苛斂誅求を知恵で逃れる 550-553
乞食のけちな詐欺行為に寛大さを示したトルコ軍人たち 553-555