藤本 陽子/著 -- 彩流社 -- 2017.3 -- 930.299

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本館 3階人文 Map 40 /930.29/フシ/1135297 1111352973 閲可 貸可 協可

資料詳細

タイトル 新カナダ英語文学案内
著者 藤本 陽子 /著, 堤 稔子 /編, 中山 多恵子 /編, 馬場 広信 /編  
出版地 東京
出版者 彩流社
出版年 2017.3
ページ数 318,24p
大きさ 21cm
一般件名 カナダ文学
内容紹介 著者が20年余りにわたり学術書等に発表したカナダ英語文学論の集成。オンダーチェを中心とするカナダの“マイノリティ”や先住民作家の論考、マンロー、シールズ、アトウッドらの作品に関する多角的なエッセイを収録する。
ISBN13桁 978-4-7791-2271-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
分類番号 930.299

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
序文に代えて-マイノリティ文学からポストコロニアル文学へ 17-19
英系カナダの文学 22-30
PC<ポリティカル・コレクトネス>に関する覚書 31-50
移民=マイノリティから普遍へ 51-52
二つの言語を持つ国の文学に光 53-54
キャロル・シールズ『ストーン・ダイアリーズ』<『ストーン・ダイアリー』> 55
シリーズ『ある国民の歴史』、『「マクリーンズ」版カナダの世紀』<歴史書> 56
ティモシー・フィンドリー『戦争』、マイケル・オンダーチェ『アニルの亡霊』 57
ティモシー・フィンドリーの『ヘッドハンター』とジョゼフ・コンラッドの『闇の奥』 58-59
スティーヴン・ヘニガン『言葉が世界をこばむ時』<評論集> 59-60
キャロル・シールズ『アンレス』 60-61
ウィル&イアン・ファーガスン『カナダ人になる方法』<ノン・フィクション>、ダグラス・クープランド『カナダの記念品』<ノン・フィクション> 62
ヤン・マーテル『パイの物語』 63
キャサリン・ゴヴィエ『クリエイション』 64
マーガレット・アトウッド『オリクスとクレイク』 65
マイケル・アダムズ『炎と氷』<エッセイ> 66
エッセイ集成『パセジズ』<序文・編集/マイケル・イグナティエフ> 67
ジョン・マレル『パレードを待ちながら』 68
カナダの歴史書三種 69
アリステア・マクラウド『彼方なる歌に耳を澄ませよ』 70
推理小説作家ハワード・エンゲルとジャイルズ・ブラント 71
「ワン・ブック・ワン・シティ」の試み 72
マーガレット・アトウッド『モラル・ディスオーダー』 73
二〇〇七年、グローブ・アンド・メール紙の世論調査に見る国民意識の変化 74
アリス・マンロー『林檎の木の下で』 75
『ペンギン・ブック・オヴ・カネイディアン・ショート・ストーリーズ』論争 76
ウィリアム・ギブスン『スプーク・カントリー』 77
マーガレット・アトウッド『洪水の年』 78
ヤン・マーテル『スティーヴン・ハーパーは何を読んでいるか』<書簡集> 79
マリー・クレメンツ『燃えあがるヴィジョン』 80
デイヴィド<デヴィッド>・スズキ『レガシー』<『いのちの中にある地球』講義録> 81
ジェイムズ・ヒューストン『白い夜明け』『フローズン・ファイア』 82
多文化と多文化主義のはざま 83-103
過去へ、現在へ 104-130
書評『ビリー・ザ・キッド全仕事』 132-134
オンダーチェの『ビリー・ザ・キッド作品集』 135-154
『家族を駆け抜けて』訳者あとがき 155-159
「父」なる故郷 160-172
書評『イギリス人の患者』<『イングリッシュ・ペイシェント』> 173-174
The English Patient<『イギリス人の患者』>を「読む」 175-197
書評『アニルの亡霊』 198-199
オンダーチェの遠近法 200-206
書評『ディヴィサデロ』<『ディヴィザデロ通り』> 207-208
ローレンス・ヒル『ザ・ブック・オヴ・ニグロズ』 210
E・ポーリーン・ジョンスン「私の櫂がかなでる歌」、マーガレット・アトウッド『ポーリーン』 211
ハーパー連邦首相の先住民寄宿学校問題公式謝罪 212
ビアトリス・カルトン・モジニェー『エイプリル・レイントゥリーを探して』、浅井晃『カナダ先住民の世界』 213-214
ある起源の物語 214-231
寄宿学校制度の爪痕 232-247
カレン・レヴァイン<レビン>『ハンナのスーツケース』<『ハンナのかばん』> 248
美しき敗者たち 249-269
フランセス・ヘンリーほか『レイシャル・プロファイリング』<研究書> 270
書評ロイ・キヨオカ『カナダに渡った侍の娘』 271
ある日系芸術家の試み 272-273
ジョイ・コガワ『おばさん』<『失われた祖国』>、『雨は昇る』 273
ケリ・サカモト『エレクトリカル・フィールド』<『窓からの眺め』> 274
マリコ・タマキ、ジュリアン・タマキ『スキム』<グラフィック・ノヴェル> 275
ジョージ・エリオット・クラーク編『北の星を見つめて』 276
ケネス・ラドゥ『肉と血』 277
M・オンダーチェ『バディ・ボールデンを覚えているか』、S・セルヴァデュレイ『ファニー・ボーイ』『シナモン・ガーデンズ』 278
二人の南アジア系作家を迎えて 279-281
シャイアム・セルヴァデュレイ編『ストーリー・ワラ!』、アニタ・ラウ・バダミ『ヒーローズ・ウォーク』 281-282
アニタ・ラウ・バダミのインド、あるいはカナダ 283-286
アンドレ・アレクシス『子どもの頃』 287
ディオンヌ・ブランド『目録』 288
シャニ・ムートゥーの小説における不在としてのカナダ 289-290
ヴィンセント・ラム『瀉血と奇跡的治癒』 290-291
ハイフンからの眺め 292-300
講演「ホーム・アンド・アウェイ移民作家の故郷とは」 301-318
付録 英語論文The Structure of Joy Kogawa's Obasan 11-24