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【書画・芸能】 喫茶余録 初編

喫茶余録 初編
  • 書名 喫茶余録 初編(きっさよろく しょへん)
  • 巻数 2巻
  • 著者名 深田 正韶( ふかだ まさつぐ )/著、深田 精一(ふかだ せいいち)/跋
  • 出版書写年 文政12年(1829年)刊
  • 数量 2冊 上巻:30.5丁(丁付:序「一」「二」,引用書目(1丁、丁付なし),凡例「一」…「三」、本文「一」…「二十四」),
    下巻:25丁(版心:本文「一」「二ノ上」「二ノ下」「三」…「廿三」,跋(1丁、丁付なし))
  • 書型(寸法) 半紙本(22.5×15.6cm)
  • 注記 書名は巻首題による。上巻見返しも同じ。上巻の題簽は欠、下巻の題簽は「喫茶余録初編 下」。著者名は「日本古典籍総合目録」の統一著者名。
  • 内容 先行の茶書十四点から、茶・茶器・茶人の逸話を抜粋編術した茶書。尾張藩士深田正韶(香実)の著。 3オの「引用書目」によれば、茶書十四点の内訳は、南方録、茶祖伝、千氏茶書、正伝集、喫茶活法、貞要集、和漢茶誌、鉄槌集、壺中炉談、幣帚集、青雪叢書、茶経、淵鑑類函、知不足齋叢書。
  • 序・跋・奥書等 紙帙・上巻見返し「香実先生著/喫茶余録初編/香実堂蔵板」
    序「文政十二年中秋/三室戸前参議従二位藤原朝臣能光卿/松寄亭主人」
    凡例「文政十二年己丑花朝/香実老人識」 跋「文政十二年己丑重九後三日/男精一拝書」
  • 蔵書印等 紙帙(後補 上巻の見返しと同板、書袋を利用したものか)左下に「香実堂」の朱印。右下にも朱印あるが判読できず。左上に「郷土物/名古屋深田香実先生/自著自家出版本」の貼紙。後ろに「大橋武左衛門/貞寄」の書き入れ。裏右下に湯浅四郎氏の住所朱印。裏中央に「大武」の書き入れ。
    上下巻とも表紙は黄檗色雲模様型押。 上巻見返しは縹色料紙(下巻題簽と同じ料紙か)に刷り。
    上下巻とも前見返しに「湯浅四郎氏寄贈」の貼紙。1丁オ右下に「藤紫楼蔵」(湯浅四郎氏)と他一種の朱印。上巻の後見返しと下巻の前見返しに「大武」の書き入れ。
  • 備考 初編(2巻2冊)に続き、続編として二編(2巻2冊)が天保6年(1835年)に刊行されている(当館未所蔵)。 書き入れにある大橋武佐衛門(貞寄)(文政11(1828)-明治17(1884))は、第6代津島町長を務めた貞寛の父で大橋家最盛期の当主。大橋家は津島四家のひとつで、戦国期以前より土着していたという豪農である。武佐衛門家は大橋源三右衛門家から江戸初期に分家としてたてられたという。 序の能光卿は公家の三室戸能光(明和6(1769)-嘉永3(1850))。 跋の精一は香実の長子で、自らも煎茶に精通し、『煎茶訣』を著している。
  • 請求記号 Wラ/A791/フ/1-1,1-2

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